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たまてぼっくす

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五月歌舞伎座夜の部 

前のエントリーとかぶりますが。
一、恋湊博多諷(こいみなとはかたのひとふし)
  毛剃
ばってん言葉、たしかに何をいってるのかイマイチわかんないけど、いいやー、團十郎、でっかくて。直前に「ほうおう」を読んだので、汐見の見得で、「うっとくるんだ…」ってずっと思ってた。でも壮大で素敵。
坂田藤十郎さんはいつも通り(でもちょっとあっさりめ?)なので、とても場違いな人が船に乗った感じ。そこがいいです。
博多の廓は趣が違うなあ。菊ちゃんの肩幅が最近気になるんだ私。でもきれいだけど。まあ、若いんだろうなあ。(好きなのよ)
江戸時代の遠距離恋愛は大変だ…。
女郎の打掛の下の着物の色の切り替わりって、ミニスカートのボディコン(これも死語かな)みたいな感じで色っぽいなーとか思ったり。女の着物をはおった藤さま、様になるぅ。
毛剃一向の大盤振る舞い、すっげー。
髪梳きの場で思い切り雑音が鳴り響いて客席係りの人が複数ダッシュしてた。ああ。
黒に花篭(だとおもった)の打掛に正装した菊ちゃんが花魁の気品を見せて、そのうえでお金を貸してくれと頼む。凛としてていいわー。
役人、と聞いて取手とか四天とか期待しちゃったけどそれは出ず。結局自分だけ相手なしで引っ込む毛剃。人がいいっていうかおおざっぱっていうか、ストーリーどーでもいいっていうか、成田屋あ。好きっす。
手下を抑えるときの團十郎の声が自分に向って(自分目線では)直線的に向ってきて、歌舞伎座の客席で反響した時の醍醐味。あーいいわー。

二、小猿七之助 御守殿お滝
  夕立(ゆうだち)
ヤバイ大人の色気にノックアウトです。時蔵さん、「いい女だなあ~」

三、神田ばやし
三津五郎さんが白髪のおじいさんで違和感がないのにちょっとショック。海老ちゃん、トロイ人なのかな?と思ったらなんか深いこと言うし、シュール。海老ラーとしての自分は彼の挑戦大歓迎だけど、歌舞伎を見るものとしては、松緑さんがやったらしっくりくるかな?なんて思ったり。
やっぱ海老ちゃんは人間離れした役が似合うので…七月が楽しみだあ。
世話物の超絶コンビネーションをいくつもほかの演目で見てるので、それに比べるとアンサンブルも長屋のキャラの掘りもいまひとつなのは否めない。また見てみたいな。
「梅枝クン、若いのに頑張ってる」って思わなくなった。えっと、それだけ成長してもう普通にバリバリって感じ。浴衣のマジックの種が知りたいw

四、鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)
  おしどり
夕立のオトナコンビを見てしまったせいか、久々にこの人たちが若手花形だなあって思った。オシドリはどうなってるんだろう。デコイみたいなのかな?とか、水飛沫の片づけが目立たないタイミングでグッジョブ!とかそういう目線で見てました。

「さよなら公演」だけど意欲的な演目だったなー。
花道が見えないことには慣れてるけど、二列目で前の人が前傾じゃないと見えないだろうなーとあきらめざるをえなかったのでちょっと体がねじれた。

あ、チケットのもぎりに研修中って名札の劇場係の人がいて、なんかほっとした。
こないだ森光子のテレビで芸術座の裏方の人が転職するっていうのを見て、心配だったから。

三階のカーテンが歌舞伎模様っぽい縞だったらしい痕跡の色、見えますか?
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ふりっかー



夜の部
一、恋湊博多諷(こいみなとはかたのひとふし)
  毛剃
 毛剃九右衛門(團十郎)が持ち主である元船に、小松屋宗七(藤十郎)が乗り合わせます。やがて宗七は毛剃の手下(権十郎・市蔵・亀蔵・松江・男女蔵・亀鶴)の様子から、この船が密貿易をしていることを知りますが、毛剃は秘密を知った宗七を海へと投げ込ませます。
 ところは変わって博多の廓。ひときわ賑やかな奥田屋では、女将のお松(秀太郎)が傾城と言い争う座頭の盛市(彌十郎)をなだめています。ここへ九死に一生を得た宗七が現れて、恋仲の傾城小女郎(菊之助)と再会します。宗七と何としても添い遂げたい小女郎は、自分の馴染みの客に金策を頼もうと言い、宗七とその馴染みの客を引き合わせますが、その客こそ…。
 異国情緒溢れる作品を華やかな顔ぶれで上演する注目の舞台です。

二、小猿七之助 御守殿お滝
  夕立(ゆうだち)
 小猿七之助(菊五郎)は、かねて見初めた御守殿の滝川(時蔵)が、落雷によって気を失ったのを幸いに我が物にしてしまいます。そして七之助の男ぶりに惚れた滝川は、その身を七之助に任せ、夕立の降る中、手に手を取って立ち去っていくのでした。退廃的な気分が濃厚な清元の舞踊をご覧下さい。

三、神田ばやし(かんだばやし)
 神田にある長屋の家主彦兵衛(三津五郎)の家に、念仏講の講中が集っています。その面々は彦兵衛の女房おかね(右之助)や、隠居のおらく(市蔵)、行者の陽山(亀蔵)とその娘のおみつ(梅枝)。そして惣助(團蔵)、加蔵(秀調)を始めとする店子(権十郎・男女蔵・亀三郎)の人々と、町内の若い者(亀寿・巳之助)たち。ここへ桶屋の留吉(海老蔵)が遅れてやって来ます。そして講中の掛け金が無くなるので騒ぎとなるところ、留吉がそそくさと立ち去って行くので、彦兵衛は留吉が掛け金を盗んだと思い…。
 宇野信夫の佳品を清新な顔ぶれでお楽しみ頂きます。

四、鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)
  おしどり

 遊女の喜瀬川(菊之助)が行司となって、河津三郎(海老蔵)と股野五郎(松緑)が相撲を始め、この勝負に負けた股野は、河津に喜瀬川を譲った上、源氏に味方することを約束します。とはいえこれを快く思わない股野は、河津を陥れるために、雄の鴛鴦の生血を河津に飲ませ、その心を乱そうとします。やがて雄を股野に殺された雌の鴛鴦の精(菊之助)が現れると、河津の姿で雄の鴛鴦の精(海老蔵)も出現し、恨み重なる股野を悩ませていきます。
 上の相撲は長唄、下の鴛鴦は常磐津という華麗な舞踊劇を上演します。
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by urasimaru | 2009-05-23 14:18 | 歌舞伎 みた | Comments(0)
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