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歌舞伎座さよなら公演壽初春大歌舞伎 初日夜の部

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満89歳の雀右衛門が二年ぶりに歌舞伎座本興行に出演ということで初日夜の部を取ったのですが、体調不良で興行前半は休演だそうです。orz
ギリギリに歌舞伎座についたので上演寸前に張り紙を見て頭が回らなくなった…まあ一番残念に思っているのはご本人でしょう…
まあ梅玉、福助の王朝貴族がきれいだなーってことで。

でも豪華な演目が続きます。
二、車引 芝翫さん80歳で初役の桜丸、松王梅王に幸四郎吉右衛門兄弟という超豪華な車引。あーりゃーこーりゃーでっけー。
すごかったのが富十郎の時平。道真を陥れた悪の総帥って迫力、鬼気迫るものがありました。ぼんやりなので後で筋書きを見て気がついたんですが普通隈をして赤くした口をあけて迫力出すんだけど、そういうのやらないで通常以上の怖さ、大きさ、格の高さを見せていました。いいもん見ました。
金棒引の錦吾さんが出てきたのを見てジャックショックが収まりました。なんか安心した。

三、京鹿子娘道成寺
勘三郎、声が嗄れてるのは先月の熱演の名残でしょうか。なんか最初骨格だけで踊ってるお人形みたいな雰囲気。でも動きはすごい。踊ってるうちにだんだん生身の女のひとっぽくなってきたんだけどご飯の後だったのでやっぱり途中(ただたのめ)寝ました。今年の目標1、歌舞伎で寝ないがもう駄目に。^^;
でもこういう技を見せるだけで個性を殺してるっぽい勘三郎さんのほうが好きかも…。
雀右衛門と同い年の小三山さんが所化で烏帽子を持って途中出場、勘三郎さんに渡してたのはうれしかった。先月買えなかった小三山さんのブロマイドが買えそう(今月やばっ)
最後團十郎の押戻し!お正月に團十郎が歌舞伎座にいるめでたさ!!

四、与話情浮名横櫛
死んだはずだよお富さん、ってあれです。去年国立劇場の勉強会で、世話物ってすごく難しいんだ!って思った演目。さすがに安定感があって面白かったです。見染めの染五郎のうっとり顔がすごく美しかった。芝のぶちゃん、そっち路線に入りましたか。グッと役柄増えますね。先月の余波が心配された福助も歌舞伎してるし、安心して歌舞伎座の空間に浸れました。でもなんか先月の経験で皆さん引き出しが増えたっていうか役者が大きくなったように感じました。
歌六さんの巧さってばもうどうしましょう。
歌舞伎座でこの話が円満にまとまったラストは初めて観た気がする。お正月らしくてよいのでは。



一、春の寿(はるのことぶき)
 格調高い王朝風の舞台で、女帝(雀右衛門)、春の君(梅玉)、花の姫(福助)が雅な舞で、歌舞伎座の初春を寿ぎます。新しい年のはじまりにふさわしい、荘重で華やかな長唄舞踊の新作をお楽しみ下さい。


二、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
  車引
 吉田神社の社頭で斎世親王の舎人桜丸(芝翫)と菅丞相の舎人梅王丸(吉右衛門)が不運を嘆き合うところへ、金棒引藤内(錦吾)が通りかかり藤原時平(富十郎)の社参を告げます。二人は、互いの主人を追い落とした時平に恨みをはらそうと、時平の舎人杉王丸(錦之助)を振り切り、牛車に襲いかかります。しかし時平の舎人松王丸(幸四郎)がそれを止めます。
 実は、梅王丸、松王丸、桜丸は三つ子の兄弟ですが、敵味方に別れて奉公をしているのでした。やがて牛車の中から藤原時平が現れると、桜丸、梅王丸はその威勢に身をすくめます。松王丸は二人を斬ろうとしますが、時平は松王丸の忠義に免じてそれを止め、三兄弟は遺恨を残しながらもその場を後にするのでした。様式美に溢れ、荒事の演技が堪能できる一幕をお楽しみ下さい。


三、京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)
 桜が盛りの道成寺に、花子(勘三郎)と名乗る白拍子がやって来て、新しく建立された撞鐘を拝みたいと申し出ます。すると所化たち(高麗蔵、松江、種太郎、新悟、種之助、宗之助)は、女人禁制であるが、舞を舞うのであれば入山を許すというので、花子は金の烏帽子を被り舞い始めます。次々と華やかな踊りを披露するうちに、花子は鐘の中へと飛び込みます。実は花子は先年、恋の恨みから蛇体となって道成寺の撞鐘を焼いた、清姫の亡霊が姿を変えたものでした。 やがて花子が鐘の中から蛇体となって現れますが、ここへ大館左馬五郎(團十郎)が登場し、清姫の亡霊を退散させるのでした。
 華やかな女方舞踊の大曲にご期待下さい。


四、与話情浮名横櫛(よわなさけうきなよこぐし)
 伊豆屋の若旦那与三郎(染五郎)が鳶頭金五郎(錦之助)と木更津の浜見物をしていると、顔役赤間源左衛門の妾で、元は深川芸者のお富(福助)と出会い、互いに一目惚れします(「木更津海岸見染」)。
 逢瀬を重ねる二人の仲を知った赤間により、瀕死の重傷を負った与三郎。お富は身投げをしますが、和泉屋多左衛門(歌六)に救われます。それから三年。今は多左衛門の妾となったお富が番頭藤八(錦吾)と話をしていると、小悪党の蝙蝠安(彌十郎)が相棒を連れてやって来ます。お富は金をやってその場を収めようとしますが、戸口から体中に傷跡のある男が現れます---(「源氏店」)。
 おなじみの名台詞が織り込まれた世話物の名作をお楽しみください。
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by urasimaru | 2010-01-03 13:39 | 歌舞伎 みた | Comments(2)
Commented by SwingingFujisan at 2010-01-09 09:11 x
なかなか皆さんのブログを拝読することができず、今頃のコメントになってしまいました。新年のご挨拶もしていなかったかも。今年も貴重なお写真の数々、期待しております!!!
雀右衛門さんは残念でしたね。心配はしていたのですが、現実にそうなるとショックは大きいです。
歌舞伎座、早く行きたくなりました。
Commented by urasimaru at 2010-01-10 13:57
ジャックは去年のうちに前半休場が確定していた模様です。むしろ後半ごらんになるほうが期待が。でも、他の演目充実です!今年もよろしくお願いします。…郵便局、たいへんでしたね。
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