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たまてぼっくす

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佐倉義民傳(シアターコクーン)

なんか、渋谷って最近いるのがつらいような苦手な場所なので、コクーンはしんどいなーとおもいつつ、ゴールドポイントのためにも、と初めてのコクーン歌舞伎に行きました。

歌舞伎座でやったときは寝落ちしましたので、初見みたいなもんです。
佐倉義民傳は、下総佐倉の領主の圧政に苦しんだ領民の為に、名主木内宗吾が命を懸けて将軍に訴え国と民を守る、という話で、家族と別れ、決死の直訴、一家そろっての処刑など、重い話だけにちょっと心配でした。普段逃げ回ってることを突きつけられるような演目なので…。
あと、ラップという、節の終わりなどで韻を踏みながら、あまりメロディを付けずに、リズミカルに喋るように歌う手法が義太夫のかわりに使われるとのことで、どうなんだろうと思ったんですが、わかる割合は同じぐらいで、ストーリー展開ははわかりやすかったです。
横からみる席だったこととか、冷房が寒かったりとか、いろいろあって前半は集中できなくてしんどかったのですが、後半怒涛の展開になるあたりからぐっと引き込まれ、最後はうるうるしました。子役が良くってねえ。

直訴のシーンがすごく美しかった。
カーテンコールで彌十郎さん小さい子をだっこしてセットにあげたりおろしたりしていて、その子もなついている様子だったのが、冷酷(?ていうか職務に忠実なだけで個人的に悪い人には見えなかった)な堀田家家老という役どころだけにほほえましく、救われたような気分になった。
土を入れた台を使ったセットはすごく好き。

私は自分のコンディションが悪いのでこんな文章しか書けませんが、
迷ってる人はみて吉、と思います。

1階ロビーに宗吾霊堂がお出ましになっていて、帰り際にご本尊に手を合わせて来ました。最近の世の中のいろいろを思うと、すがるような気分になってしまいました。
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by urasimaru | 2010-06-16 21:51 | 歌舞伎 みた | Comments(2)
Commented by SwingingFujisan at 2010-06-17 09:53 x
子役ちゃん、よかったですねえ。けなげでいじらしくって。あんなむごい最期を見せられるなんてつらかったです。彌十郎さんは子別れの場面は見ないようにしているようですが、抱っこするほどなつかれているのでは、役とはいえつらいでしょうね。おっしゃるとおり、決して悪人なのではなくお家のために忠実な家老さんだったのだと思います。
ご本尊に手を合わせられたとのこと、よかった!! 私が行ったときは、そういう方がほとんどいなくてちょっと悲しく思いました。
Commented by urasimaru at 2010-06-17 11:42
彌十郎さんは「政治の難しさの象徴」的役回りだと思いました。このお芝居はすべての人が個人というよりなにかの象徴的だな、と思いました。観た直後はどっと疲れたけど、やっぱり観てよかったなーと思います。
祈りたい気持ちになりますよねぇ。。。
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