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たまてぼっくす

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赤坂行ってきました 豪華な歌舞伎入門

駅改装中の赤坂見附近辺の路面を観賞しながら劇場へ。^^
二階中央で、思ったより近いと最初感じたんだけど、上演が始まると思ったより遠い、って感じた。台詞がすごく小さく聞こえたし、雰囲気もあまり伝わってこなかった(歌舞伎座と比較しちゃうからいけないんだろうけど)
特徴がとらえにくい客層だな、と思ったら、歌舞伎入門的公演なんですねー。
文七元結も筋がわかりやすいように台詞が変えてあるのでいつもと違うリズムで、あれれって感じ。新作を見ている感じでした。演じる役者さんたちはもっと「台詞の違い」とかを実感して、逆に苦労するだろうけど、さすがの演技力ですね。
お兼さんって後添いだったの?知らなかった。^^;(付記;山田版独自の設定だそうな)
芝のぶちゃん可愛い♪うるうるした。あかぎれがいたいたしいよ。
わーい、小山三さんが花魁だー(*^_^*)鶴松くん綺麗♪
この三人が見られて来た甲斐があったあったわーって思いました。
文七は、今までそう思ったことないけど、こんなおっちょこちょいを独立させて大丈夫かしら?って思いました。金を受けっとったとわかった時の表情がよかった。
長兵衛は、徹夜して奥さんに事情を説明していて疲れ切ってしまったのかしら。
歌舞伎座では角海老のところで結構鼻をすする音が出る演目だけど、今回は泣く人は少なくて随所に笑いの方が多かったな。笑わせてもいた。時々、アドリブ?とか思うところもあった。アンサンブル最高。亀蔵さん、そこだけって…贅沢。

鷺娘。これが見にいく決定打だったのだけど、席が遠かった…;;障害物はなかったんだけど、小屋とか客層によって、演目の伝わる「伝導度」って違うんだなあ。早く三年経たないかなーなんて思った。
節穴の私でもやっぱり玉三郎の面影がちらついて七之助ごめんねーって感じだったけど、中盤のあたりがすごく可憐で、ふと「おぶんちゃん成仏できてないんだー」なんて思ってしまった。またの機会にもっと良く見えるところで再会したいです。
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赤坂大歌舞伎
平成22年7月12日(月)~29日(木)

一、人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)
【解説とみどころ】
 この作品は、名人三遊亭円朝が口演した人情噺を元に、榎戸賢治が脚色し、明治35年(1902)に歌舞伎座で五世尾上菊五郎が初演した、笑いあり、涙ありの人情劇です。
 映画界の巨匠山田洋次が、平成19年10月の新橋演舞場における上演と同様、補綴として参加し、江戸の市井に生きる人々の姿を生き生きと描き出しています。

【あらすじ】
 腕の良い左官の棟梁だった長兵衛だが、博打にうつつを抜かし、今ではすっかり落ちぶれている。今日も賭場へ出かけ着物まではぎ取られて家に帰ってきたが、家の中は真っ暗闇。明かりも点けず、女房のお兼がひとり塞ぎ込んでいる。お兼は娘のお久が出かけたまま帰って来ないと話し、長兵衛の身持ち放埒に愛想を尽かし、お久が家を出ていったのだと愚痴るのであった。
 ここへ得意先である吉原の大籬、角海老の手代藤助がやって来る。藤助はお久が角海老に来ていると告げ、長兵衛と話をしたいという角海老の女房の言葉を伝える。これを聞いた長兵衛は、お兼の着物を剥ぎ取り藤助の羽織を借りて角海老へと向かうのであった。
 角海老の女房お駒の部屋にいたお久に向い、無断で家を出たことを叱り始めた長兵衛であったが、かえってお駒にとがめられてしまう。実はお久が家を出て角海老へやって来た理由は、長兵衛の放蕩にあった。日頃から、博打にうつつを抜かし、それがもとでお兼と絶えず言い争う様子を見て、心を痛めていたお久は自分の身を売り、金を拵えることで長兵衛に心を入れ替えて、以前のような働き者になって欲しいと願ったのである。お駒は、お久の健気な心根を褒め、長兵衛に意見した上で、来年の大晦日まではお久を店に出さないが、それを過ぎたら店に出すと告げ、五十両の金を貸し与える。
 娘の思いとお駒の情けに感じた長兵衛は、男泣きに泣き、我が身を恥じた上、性根を入れ替え、一日も早く金を返し、お久を迎えに来ると約束して、角海老を後にするが...。

二、鷺娘(さぎむすめ)
【解説とみどころ】
 この作品は、宝歴12年(1762年)4月、江戸市村座で上演された『残雪槑曾我』の二番目大詰所作事『柳雛諸鳥囀』という六段返しの舞踊のひとつとして初演されました。
 しかしその後は、上演が途絶えていましたが、明治19年(1886年)九世市川団十郎が『月雪華三組杯觴』という三変化舞踊の中復活上演しました。これを契機に、以後、人気舞踊のひとつとして、今日まで上演を重ねています。
 鷺の精が、娘の姿となって、道ならぬ恋に悩む様子を踊り、最初のクドキはみどころです。そして、地獄の責め苦に苛まれる苦しい様子をあらわす踊りは、鷺の本性を顕し、降りしきる雪の中、羽を苦しそうに羽ばたかせる場面は、この舞踊の最大の見せ場です。

【あらすじ】
 しんしんと雪の降る水辺の柳の下に、蛇の目傘を差した白無垢の娘がひとり佇んでいる。娘と見えたのは、実は白鷺の精。やがて、鷺の精は美しい町娘に転じ、その恋心を様々に見せていくのだが...。
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by urasimaru | 2010-07-17 01:00 | 歌舞伎 みた | Comments(2)
Commented by SwingingFujisan at 2010-07-19 21:37 x
ニアミスでしたか。
ACTシアターは歌舞伎のこういう作品にはあまり向かない劇場のように思いますけれど(歌舞伎だけじゃなくて、前にもそう思ったことがありました)、勘三郎さんは今後も赤坂歌舞伎を続ける意向なのかな。でも、たまにはちょっと違った雰囲気で見るのも悪くはないような気がします。
芝のぶちゃん、小山三さん、鶴松クン、私もこの3人が見られて満足です。
文七って、正直者で真面目で商売熱心で…でもほんと、おっちょこちょいで大丈夫かいな、と私も心配になりました。いつもそう思っているのですけど、なぜか今回はとくに (^-^;
鷺娘は今後に期待しましょう。天才的に最初からうまい人もいるかもしれないけれど、これからの可能性にかけるのも楽しみなものですよね。
Commented by urasimaru at 2010-07-20 19:04
赤坂歌舞伎で歌舞伎ファンを増やし、コクーンで中村座ファンを育てる、という感じでいくつもりなのかな、って思いました。普段の「落語のお話ですからー」って感じと違って、リアルを追求した「人情噺文七元結」になってて、それでめでたしめでたしっていうより、文七の今後とかが心配になってしまうのでしょうか。
鷺娘、あらまあ上手になって~なんて新しい歌舞伎座で言いたいですね。w
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