ブログトップ

たまてぼっくす

tamabebox.exblog.jp

女の一生、スキンケア…。「人間科学」養老孟司の続き

「人間科学」養老孟司をまだガメテいる。都市とは何か、という章しか読み進んでない。また訳のわからないことを書き散らしておきます。

私が子供の頃(つまり昔さ)は、川で水死したりする人がでても、今みたいに騒ぎにならなかった気がする。運が悪い本人には気の毒だが、夏に水の事故があるのがあたりまえで、しょうがないって感じだった。最近は、どんな場合でもどっかや誰かの責任が問われたりして、どんどん「あぶないこと」は出来ない雰囲気になっている様な気がする。そのくせ突然切れて切ったりはったり(なにをハルんだ?)?

現代社会は都市社会で、都市とは巨大化したヒト脳の機能、とくに意識が中心となっている、と養老せんせ。

都市では「ああすれば、こうなる」という動き、人工物しか置かない約束になっている。その結果、コントロールできない生老病死は目につかない様に病院に入れられ、電車の中で授乳するような光景は見られなくなった。身体は自然であり、人工物ではないから。
都市は物流を確保し、エネルギーを消費する。昔は「薪」だったので、レバノン杉はなくなって、砂漠になった。今は石油とかを使ってるけど…。

意識でコントロールされた都市に住むことは、絶対を求める。脳が変化することに耐えられないかららしい。脳は常に変化している。その変化する脳で生み出される意識でつくられた人工物の中に住んでいて、脳自体の変動に不安をおぼえると、ヒトは固定点を求めるらしい。でかい建物をつくったり、イデオロギーとか「全知全能の神」とかを置いてみる。真実を探究する科学とかやってみる。それが一神教的世界らしい。

でも、日本は一神教ではない。日本はシティーとサバーバンの境界がない。
なし崩し的に田舎になる。なんでかっていうと、日本は自然災害が多く、かつ丈夫な植生を持っているかららしい。
熱帯雨林は土壌が貧困なので、木を切ったら元にもどらない(だからたいへん)けど、日本(というか東南アジア)あたりだとそのうち元に戻る。そういう自然と折り合って生活する風土には、仏教が合うみたい。
自然に「手入れ」をして里山という中立状態を作って、そこで暮らすには、絶えず自然を相手に努力を続けなければならない。その結果、努力、辛抱、根性という性格(国民性?)がでてきたらしい。
自然を相手に折り合って、「仕方がない」という言い方で不幸や不便を受け入れてきた。でも、都市化(養老せんせー曰く脳化)が進むと、意識でコントロールできない状況を排除しようとする様になる。どうも最近はそういう風潮らしい。

「顔は身体の一部であり、その意味では自然である。したがって化粧を手入れの一つといっていい。完全な人工化論者であれば、美容整形をするであろう。空間でいうなら、それが天王洲であり、ポートアイランドである。環境原理主義者なら、なにもせずに放置しておくかもしれない。つまり屋久島、白神産地状態である。そういう女性をまだ私は見たことがない。もともとある自然は「仕方がない」。それをなんとか数十年、「手入れ」をして生じる田んぼ里山状態が、ふつうの女性の顔かたちであろう。それには日常不断の努力の積み重ねがある。」
極端な人工顔の持ち主である、アメリカの有名男性歌手を思い出した(苦笑)。あの国には「中庸」っていう路線があんまりなさそうだな。
[PR]
by urasimaru | 2005-10-13 17:14 | | Comments(6)
Commented by axemak at 2005-10-13 19:56 x
難しく、微妙な内容を含むのであまり書けませんが
日本の山(植生)のあるがままに任せておくとどうなるか
それだけは理解しておきたいと思います.

そして、現状がどうなのかという対比

人間の力ではどうにもならない事があることだけは覚えておこう、と
Commented by urasimaru at 2005-10-13 22:41
axemakさん
??里山は手入れしないとだめよーって事?
そうじゃないとしたら…?
Commented by axemak at 2005-10-14 05:21 x
里山の奥、鬱蒼とした山(森)について書いてしまいました・・・
Commented by だりさ at 2005-10-14 07:20 x
>なにをハルんだ?
「横っ面を張る」などと言うように、顔などを平手で殴ることだと思います。
Commented by axemak at 2005-10-14 18:35 x
里山は、下草を刈るなどきちんと手入れをした方がよいと思います.
ただしリソースというか人のエネルギが必要です.

鬱蒼とした深山は、なるべくあるがままにして植生を壊すような
行為は慎んだ方がよいと思います
(もともとそこになかった樹木を植えたりしない)
Commented by urasimaru at 2005-10-15 11:10
木と森とかについては、左下からリンクした「木」幸田文が絶品なので、お薦めしておきます。
とりあえず養老せんせーの本は読了しました。(ほっ)
切ったり貼ったりって、絆創膏でフォローするのかと思ってたり。(汗)
<< 読む方の状態 松緑の足の裏 >>