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たまてぼっくす

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演舞場初日 もつべきものは…って思った。

初代 市川猿翁 三代目 市川段四郎 五十回忌追善
六月大歌舞伎
二代目 市川猿翁
四代目 市川猿之助 襲名披露
九代目 市川中車
    五代目 市川團子 初舞台

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襲名記念弁当(二千円)とか、チョコレート(勘九郎のと同じような)などに、四人のひらがなサインが入った熨斗紙みたいなのが巻いてありました。あれ、欲しいな。次回までに考えよっ。

初見の「小栗栖の長兵衛」はふつうにさらっと見た。
全体的に歌舞伎っぽさは薄く、中車さんに違和感はありませんでした。まあ、敢えて言えば身体の歌舞伎ぽさがないですが、このメンバーの中でやってる!っていう感動と応援の気持ち、澤瀉屋の色使いがこれからどうなっていくんだろうっていう期待の気持ち。チラシを見て、「野田版砥辰」的ブラックな感じ?(うろおぼえだけど)って思ってたけど、童話みたいな感じだった。月乃助を初めて(っていうか段治郎を久しぶりに、なんだけど、月乃助って名前はもう入ってるので…)見て、うれしい。あまりさばき役っぽい突き抜け感がないかなって思ったけど、主役から持っていっちゃっても…なのかな?

見慣れてる「四の切」の方が初日感が強かった。藤十郎、秀太郎と新猿之助との化学反応はこれからおこるんだろう。人間国宝は科白とかちょっと…でも、あの二人のカップルって眼福っていうか。
狐のかわいさはピカイチかも。動きがスゴイ。亀ちゃんもとい新猿之助は凄いことやってます的な感じが全然ないまま、滑らかに高速回転ほかをやってのけ、それが狐の気持ちの爆発につながってる感じ?ラスト、手拍子が起きて、門出を祝う雰囲気になった。
親子の情愛、がこの興行のバックグラウンドにあるので、よけいそう思うかも。

口上が一番インパクトがあった。
坂田藤十郎が懐から和紙に書いたものをとりだして読み上げて始まったので、(追善&襲名で長いからかな)新猿翁(後で連獅子の胡蝶みたいな感じで登場、感慨無量)が舞台にいないのと、初日でバタバタして幕が開くのが遅かったので新猿翁が体調不良でかわりにメッセージでも読むのかと思ってドキドキしてしまった。
口上のメンバー構成は下の写真。
藤さまのあと段四郎さんから右に、って感じで。
澤瀉屋の女形三人は濃いめの水色の肩衣。
「月乃助は長時間の正座ができないのでここに連なれず残念」、と新猿之助からの言葉があった。梅原猛先生(夫妻でいらしてた)から運命を愛せと言われ喜び100%、とかニーチェの言葉を引用?”らしい”口上。
大汗をかきながら最後は涙も入ってる感じの中車の口上を團子くんが受け止めて聞いてるところが胸を突いた。
猿翁の台を押してきたお二人の名前が知りたいなあ。
押出し後見というそうです。猿紫さん笑三さんだそうです。情報ありがとうございました。

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筋書きは1600円。

中車と團子の記事



初代 市川猿翁 三代目 市川段四郎 五十回忌追善
六月大歌舞伎
二代目 市川猿翁
四代目 市川猿之助 襲名披露
九代目 市川中車
    五代目 市川團子 初舞台
昼の部


一、小栗栖の長兵衛(おぐるすのちょうべえ)
 小栗栖村の長兵衛は、博打や酒、喧嘩に明け暮れて、村人には嫌われ、父親にまで見放される乱暴者。今日も馬を盗んだ疑いをかけられ、怒って暴れ廻ったため、村人たちに簀(す)巻きにされてしまいます。しかし、村に現れた秀吉の家臣堀尾茂助の尋ねによって、長兵衛が謀反の大将明智光秀を竹槍で討った手柄者だと分かると、皆の態度は一変。長兵衛を村の英雄だと褒め称えます。長兵衛は英雄の証である竹槍を手に、秀吉の陣のある京へと向かうのでした。
 山崎の合戦の後、明智光秀が農夫に襲われ命を落とした史実を背景として、岡本綺堂が浅薄な人間の姿や大衆心理に風刺を込めて描いた新歌舞伎の名作です。大正九年に初代市川猿翁(当時猿之助)が初演して以来の澤瀉屋の芸に、中車が挑みます。


                 長兵衛       中 車
               馬士弥太八       右 近
                妹おいね       笑三郎
                堀尾茂助       月乃助
                猟人伝蔵       弘太郎
                父長九郎       寿 猿
                巫女小鈴       春 猿
                 僧法善       猿 弥
                 七之助       門之助


二、口上

 古典から新作まで幅広い活躍を見せた初代市川猿翁と三代目市川段四郎。その五十回忌を機に、二代目猿翁、四代目猿之助、九代目中車、そして五代目團子が誕生致します。偉大な先人を偲び、また澤瀉屋の新たな門出となるご挨拶を申し上げます。


                      猿之助改め猿 翁
                      亀治郎改め猿之助
                           中 車
                        初舞台團 子
                           幹部俳優出演


三、三代猿之助 四十八撰の内 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

  川連法眼館の場

  市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候
 川連法眼に匿われている源義経のもとへやってきた佐藤忠信に、義経が伏見で託した静御前のことを訊ねますが、忠信は覚えがない様子。義経が不審に思うところ、静御前と忠信の参上が告げられます。ひとり現れた静御前は、自分の供をしていた忠信と、目の前の忠信の様子が違うと言い、義経は静御前にもうひとりの忠信の詮議を命じます。初音の鼓を打つと姿を現した忠信に、静御前が斬りかかると...。
 「川連法眼館の場」は、義太夫狂言の三大名作のひとつ『義経千本桜』の四段目の切にあたることから、通称「四の切」と呼ばれています。初音の鼓を慕う仔狐の姿に、人間の親子の情愛を重ねて描き出した名場面を、猿之助が澤瀉屋型ならではの数々の仕掛けや早替り、宙乗り、狐六法などケレン味溢れる演出でご覧に入れます。

       佐藤忠信/忠信実は源九郎狐  亀治郎改め猿之助
                駿河次郎       門之助
                亀井六郎       右 近
                  飛鳥       竹三郎
                川連法眼       段四郎
                 静御前       秀太郎
                 源義経       藤十郎
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by urasimaru | 2012-06-05 19:54 | 歌舞伎 みた | Comments(7)
Commented by SwingingFujisan at 2012-06-05 22:22 x
こんばんは。初日のレポ、ありがとうございます!!
口上のメンバーはテレビではわかりませんでしたので、こちらで拝見できて有難いです。竹三郎さんがいらっしゃるのが嬉しい。
最初猿翁さんがいらっしゃらなかったので、私もひょっとしたらと悪い方向に考えてしまいました。ああいう形での登場で感動も大きくなりました。
「四の切」は去年の明治座がとてもよかったので、きっとさらによくなっているだろうと楽しみでした。狐のかわいさピカイチというurasimaru様の評は嬉しいです!!
昼の部では狐の両親への、夜ので部はタケルの父親への思い、ともに普段以上に胸にくるものがありそうな気がします。
Commented at 2012-06-05 22:44 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by urasimaru at 2012-06-05 23:07
コメントのおかげで、気を取り直して少々整理しました。ありがとうございます。
とにかく遅刻してはいけない!ととるものもとりあえず家を出てきたら結構はやくついたら、マスコミがすごかったです。お客さんも濃ゆーい。
口上の時だけテレビカメラクルーがすごおく増えていました。^^
Commented by urasimaru at 2012-06-05 23:09
鍵コメ様、リピート、したいです…困ります。^^;;
とりあえず来月の切符取り頑張りましょう。
Commented by SwingingFujisan at 2012-06-06 15:35 x
再びお邪魔いたします。
もうご存知かもしれないけれど、押出し後見(って言うらしいですね)はお1人は猿紫さんです。テレビを見て猿紫さんじゃないかと思ったので確認すると、ご本人もブログに書いていらっしゃいました。もうお1人がわかりそうでわからない・・・

團子クンには間違いなく澤瀉屋の血が流れている、と思いました。
Commented by maroon6 at 2012-06-06 16:55 x
もうお一人は笑三さんだと思います。
Commented by urasimaru at 2012-06-06 20:09
お二人様、情報ありがとうございます。M( )M
押出し後見、というのですか。猿紫さん笑三さんの表情、たたずまい、わすれられません。猿三郎さんのブログを読んでさらに…
テレビちょっと見たワカタケル團子くんの演技、実際に見るのが楽しみです。
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