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たまてぼっくす

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脳の中の幽霊、続き

頭のバケツが小さいので、いちどきにこんないろんな面白い事が書いてある本を読むと混乱します。だから、それを防ぐ為に毛づくろいをはじめたり、こんな事をして、いったんバケツを空にします。

どうも、私の入出力っちうのは、どぼん と物事が頭の底に沈んで行って、一週間とか経ってから不意にぶくぶくとそれに対する反応が沸き上がっ来るタイプなのです。だから、その間に別の入力があるとその影響を受けてどんどん変って行く。

前に書いたクオリアというのはやっぱり重要な話題らしい。
クオリアが存在する為には、短期記憶の中に、潜在的に無限の含意を持ちながら、安定で限定された変更不能の表象をも出発点としてもつ必要がある。
ってところあたりで気を失いそうになったんで一旦休憩。

訳者あとがきを引用すると、
この本は、神経疾患の患者の奇妙な症状(すごいびっくり)を紹介するだけではなく、こうした症例が「正常な心と脳の働きの原理を説明する事例であり、身体イメージや言語、笑い、夢などの解明に役立ち、自己の本質に関わる問題に取り組む手がかりになる」と考え(人体実験できないし)
脳の働きについていろいろな仮説をたて、それを立証するための実験をしている(鏡や綿棒と行った日常的な道具を使ってユニークな実験を考え出すセンスと文中のユーモアのセンスは似ている)。その症例と仮説と実験結果と考察っていうと面倒そうだけど、まるでお話の様に出てくるので、科学論文ではなく物語の様に読める。
でも、読んでいるうちに寅さんについて考察しはじめたりとか、別の回路が走りはじめる上、本文と別に註とかもあって、そっちからも同じ事がおきたりするので、多分ウィンドウが多すぎるパソコンみたいにのろのろになってしまうのだ、私の場合。

訳者が自らの傾向として、
日常のうやむやを抱えたまま過ごし、ある日突然「よし」と方向転換することを、
「左脳が一貫性のある信念体系(モデル)をつくって現状維持をはかるのに対し、右脳は異常や矛盾を検出し、それがある閾値に達するとモデル全体の改編を強行するという説」によって説明される事
に強い興味を持ったことは、広い範囲で同感されると思う。
この「モデル全体の改編の強行」が現状維持派の左脳(症例が出てくるけど、強硬なんだこれが!)にとって非常に大変な作業であることから、人生観が変る様な体験のあと、しばらく立ち直れなかったりするのをある程度説明できるかもしれない。

あと、声をたてて笑うのは、警戒が誤報だったことを仲間に知らせ、緊張を緩和させる合図から進化したのではないかという説もなるほどって思った。
笑うリズミカルな動きが「報酬の神経伝達反応」であるセロトニンを放出させると言う考えを読んで、ついちょっと踊ってみたよ
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by urasimaru | 2005-12-06 16:01 | | Comments(0)
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