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たまてぼっくす

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お預かりも大変なんだー

孤宿の人 /宮部みゆきを夜中の三時までかかって読んだ。途中でやめられなくなるんだよなあー。まあそれが目的の読書でもあり。

讃岐国、丸海藩――。この地に幕府の罪人・加賀殿が流されてきた。以来、加賀殿の所業をなぞるかのように毒死や怪異が頻発。そして、加賀殿幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう。無垢な少女と、悪霊と恐れられた男の魂の触れ合いを描く渾身の長編大作。
つーことです。歌舞伎でもよく、○○家へお預けとかいうのがあるけど、預かるほうも大変なんだなーと思いました。

ネグレストをうけた子供の「再生」とか、「まつりごと」の明暗とか、「神」についてとか、「仏性」についてとか、「男社会の壁」とか、知性を?より多く持つものと持たざるものどっちが幸せかとか、いろいろ盛り込まれていて示唆に富むけれど、国の雛形の脇が甘く、後半は風呂敷をまとめるのがぎりぎり手一杯という感じ(こっちが受け取りきれてなかいかもね)。まあ、難解な大長編になるところを噛み砕いてくれてるのかも。

って、けなしてるみたいですが、たぶん宮部氏に対する期待が高くなってるせいで、いい本ですよ。

鳥居耀蔵についての本も読んでみたくなった。
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by urasimaru | 2006-10-31 14:32 | | Comments(0)
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