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たまてぼっくす

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カンスケ、子を残せ!

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どんぐりのついた枝をアミメキリンに与えている飼育係さん。説明とかしてくれたのでいろいろ聞いてみた。
大人のメスキリンは頭までが4mぐらい、体重700kgぐらい。生まれるときは足の間に頭が挟まった状態で足から出てくる。蹄にカバーみたいのがついていて、産道が傷つかないようになっている。2mの高さから産み落とされる。繁殖率は低くないが、生後一年以内の死亡率が高い。2,3歳がやんちゃになるので事故が多い。オスの方が事故が多い(活動的だからかな?)4歳ぐらいで性成熟する。妊娠期間は約450日。
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大人のオスキリン、ハルヤが死んだので、オスの赤ちゃんがやってきた(ブリーディングローン)。名前はカンスケ。赤ちゃんが生まれるのは、ハルヤの忘れ形見がいれば来年、そうでなければ5年後とか。





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多摩のキリンは4代続いている。餌は干し草、木の葉(枝も食べたりする)など。ミネラルも寝室でやっている。牛の仲間なので反芻する。反芻する時大人の握りこぶしぐらいの食料が首を上下するのがわかる。舐めるのが大好きなので建物をなめたりしている。別のキリンのたてがみを舐めつくしたりすることもある。キリンの間に上下関係とかはない。
放牧場ではキリン、シマウマ、シロオリックス(とダチョウとモモイロペリカンがいっしょにいる)の順に強い。全部時速60kmぐらいで走れる。土が赤いのは蹄が自然にすり減るようなものを入れているから。
大体種類ごとの群れになっていて、混じっていることはめったにない。
シマウマは新しい個体が入ってくるともめごとをおこしやすく、シロオリックスの赤ちゃんを放牧場に入れたときシマウマにけられて下あごを手術した(完治)。尻尾の毛のないキリンがいるが、これもシマウマに毛を食いちぎられたもの。^^;;
新しい個体が入ってくるときは駆虫などするので動物園の動物には寄生虫はいない。でもブヨとかがいるので刺された。(説明してくれながら痛そうにしていた)
一番の苦労はって言われても…広い放牧場の落ち葉やフンなどの掃除が肉体的に大変だけど。繁殖に成功した時はうれしいけど、育つまで気が抜けないし、20年以上生きる動物なので、無事で一緒に年を重ねていきたい。
ということでした。長い間お話をしてくださってありがとうございました。ユウとカンスケがすれちがいなキリン界。


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まだちっちゃいカンスケ。同じぐらいの大きさの子供が三頭いて、顔の白っぽい子でした。

あ、そうそう、シマウマの縞は横縞なんだそうです。人間のように立たせるとボーダー柄ってことらしい。ウリボウは縦じまなんだって。
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by urasimaru | 2007-10-30 19:05 | 多摩動物園 | Comments(3)
Commented by のびぃ at 2007-10-30 21:33 x
長いお話をご紹介くださって、ありがとうございました。
ほんの束の間の喜びに比べて、たいへんな苦労がありますね。

全国の飼育状況から即戦力のトレードが叶わないものかと思いましたが、
いろいろ事情があるんでしょうね、きっと。

キリンのあいだに上下関係がないっていうのがいいですね。。
Commented by urasimaru at 2007-10-30 21:56
「何が一番大変ですか」って聞いたら、しばらく考え込んでしまわれました。苦労と思わない人じゃないとできない仕事なんじゃないかなあ。今考えてみれば、ブヨにさされた腕をさすりながら延々と話をしてくださってたわけです。ゴメンね^^;
上下関係はなくても性格は結構違いがあるそうです。あと、眉毛があるんですよ。目のすぐ上の麿眉です。
Commented by urasimaru at 2007-10-31 13:23
忘れてた。キリンの上あごには前歯はない。牛、ヤギなども同じ。
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