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カテゴリ:本( 136 )

『中村勘三郎 最期の131日 哲明さんと生きて』 波野好江著

このブログの一番古い記事は十八代目中村勘三郎の襲名披露公演の感想から始まっています。
それは、その前のブログから引っ越すときに消すには惜しい記事を持ってきてた中の、もっとも古いものということであるだけで(しかしあのころは無茶に語ってたなあ…)、私にとって歌舞伎俳優の中で一番好きなのが勘三郎というわけでもないです。(それはたぶん團十郎)
追悼本、芸談とか一生を振り返るとかいろいろ本がでてますが、ほとんど読んでいません。
でも、この本は地元の本屋さんで見つけてしまい、悩んだけど、買ってきました。なんか、表紙をみたら本屋に置いて帰れなくなる感じで。

で、読むのは抵抗があって、しばらく放っておいたんですが、思い立って夜に読み始めたらとまらなくなっちゃいました。
でも、真ん中へん、その先、がんが見つかるあたりでしばらく休みました。その先を読むと死んじゃうんだもん。
でもその先もとりついたらあっという間に読み終えました。
最期のあたりは涙が出ました。やっぱり死んだんだなあ。

がん闘病の参考書としてはおすすめではありません。だって、普通の人たちじゃないから。
「しばや」(芝居=歌舞伎)のような非日常的な濃いぃ人生な人たちで、それでこそああいうものを立ち表わせてくれるんだなと思いました。
好江さんの本文が思いのほか早く終わって、あれ?と思ってページをめくったら、大竹しのぶと野田秀樹の追悼みたいな文章と、医師のインタビュー(一部を除く)が乗っていました。
テレビの密着番組とかで、大竹さんと野田さんが家族みたいになっててちょっと不思議だったんだけど、ある意味家族またはそれ以上の友情だったんだな、ということが納得できました。

病気については、ほんとに症状とか状態とかタイミングって、それぞれで、ちょっとした偶然の重なり合いがいろんな結果につながっていくものなので、たらればとか言えるものではないと思います。
まあ、いろんな要素的に、どんな選択もチャレンジできる状況でもあり、特例的な症例なんだろうな、と医師のインタビューを読んで思いました。

でも、将来、「あの時代はこの状況で亡くなってたんだ」という感じになると、いいなあ…。

やっぱり異様な求心力のある人だったし、役者だった、え?過去形?
でも、ほんとに亡くなったんだな、と思いました。
合掌。
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by urasimaru | 2014-05-07 20:13 | | Comments(0)

『小さいおうち』中島京子

映画化パッケージの文庫を買ったら、書店の人が素早く紙カバーをしてくれて、(家で読むので断ることにしている)結局ぐいぐい引き込まれて、珍しく演舞場に行く電車でも読んでたので、カバーしてもらってよかったな、という本。
映画のサイトをみたけど、映画をみて本を読む、の順番じゃなくてよかったとこころから思う。
元女中の回想録、という書き方がすごくミソなのだし、予告を見た限りではセットに不満が。
ラストはびっくりしたけど、もっとドラマチックにもできたところをそう来たか!という方向で、やられた~と思った。
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by urasimaru | 2014-01-22 23:32 | | Comments(0)

『阿部公房とわたし』山口果林

むかし阿部公房にはまってたので、なんとなく買ってしまって、よく考えたら山口果林って女優さんいたなあ、って感じ。
妻子のある作家と娘ほどの年齢の女優の、ながい恋愛関係の、メモの羅列みたいな感じなんだけど、読むのがしんどかった。冷静な文章なんだけど、奥に切りつけてくるような感じ。あと、構成が読みやすくはできていない。自分のための本、なのかな。カバーの著者の、若く無垢で幸せそうな表情、そしてそれを装丁に選んだあたりがひりひりする感じ。
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by urasimaru | 2014-01-22 22:40 | | Comments(0)

『仏果を得ず』 三浦しをん

文楽の大夫を主人公にした青春小説。文楽を見に行ったときに勢いで劇場で買って、まだ前の本を読み終わってないから置いといたんだけど、そっちはいつになったら終わるかわからないのでとりあえずこっちに手を付けたら三日で読み終えた。
三浦しをんさんの本は『舟を編む』が自分はあまり好きじゃなかったみたいだったのでどうしようかと思ったんだけど、こっちは面白かった。まあ、どっちも変わった世界のそんなに変わってないあらすじの小説だと思うんだけど、文楽の方が作者ののめりこみ度合いが深いんじゃないかっていうのと、私も多少知っているのであーとか思ったりしたせいかも。
検索したら文楽を全く知らない人でも楽しく読めるそうです。
これをきっかけで文楽を観る人がふえるといいね。
漫画調の表紙は今回はあまり大きくなかったのと、最近多いので…。
今冬モードなので2月の文楽は行かない予定。雅楽、というか舞楽もとらなかった。寝そうだし。
『舟を編む』の映画はおもしろそうだなー。映画見ないけど(映画館苦手)、テレビで放映されたらみるかも。
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by urasimaru | 2014-01-15 15:49 | | Comments(0)

奇跡の脳: 脳科学者の脳が壊れたとき (新潮文庫) ジル・ボルト テイラー

春から初夏ぐらいに読んだんだけど、こんな動画を見つけました。
http://www.ted.com/talks/lang/ja/jill_bolte_taylor_s_powerful_stroke_of_insight.htmler

で、8年間のリハビリのあたりの内容を思い出せない…
お元気そうで何よりです。
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by urasimaru | 2013-11-13 13:47 | | Comments(2)

『漱石の妻』 鳥越碧

ちょっと前に読んだんだけど、偶然駅ビル本屋で見つけて勝った。
私は若いころ夏目漱石が好きで結構読んだけど、悪妻説うんぬんのことはあまり知らなかった。

今と明治時代とでは世の中の基準が違うけど、なんか不幸のてんこ盛りみたいな環境の中からあれらの小説が生まれたのかーって思うと思う一度読み直したくなった。あれで別れないで子供7人ってすごい。。。

あと、K座の芝居をいつか見に行くこともあるかもな、と思った。(まあ見に行かなくなったのは複数の理由があるんだけどね)
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by urasimaru | 2013-07-19 19:40 | | Comments(0)

『狼の群れと暮らした男』[著]ショーン・エリス+ペニー・ジューノ

wolfman animalplanet で動画検索をすると、ショーン・エリスが生肉をたべたり遠吠えをする映像がみられます。
私は番組を見たことはなくて、本屋で見つけた(しばらく前に新聞で書評を読んで読みたいとおもっていた可能性はある)。

この本はオオカミについての本ではなくて、オオカミと密接に暮らした/すヒトである、ショーン・エリスという人物の半生を聞き書きしたものである。ここが私にはわかってなかった。なんかそういうことが多いな。

現代のイギリスに生まれたとは思えない(私には)幼少期と、軍隊からグリーンベレー(著者は落ちた、その上のレベルってのもあるのねー…ひえええ)を経て身に着けた体力とサバイバル術、そしてなんかオオカミへの渇望から、アメリカで野生の狼の群れに交じって2年暮らした。なぜオオカミの群れに入れたのかよくわからないけど、オオカミに養われて(ここ肝心!でもオオカミ的に何のメリットがあるのか謎のまま)、熊から襲われるのを避けるためにじっとするように命令されたりした。

そこまではとても面白くて一気に読めたんだけど、イギリスで犬のトレーナーとか動物園のようなところでオオカミの群れに中間層(アルファ;ボスオオカミとして、ではないところが肝心!)
として入ってのくらしあたりから、ヒトのパートナーとの葛藤とかいろいろあって、
いやいや、あんたのニンゲン関係についてはどうでもいいから、途中から増えてるオオカミの個体とか、群れの中の役割分担についてちゃんと説明してくれよ、って気分になってしまった。
そんな私はたぶんアニマルプラネットで彼の番組を見た方が楽しめるタイプなんだろうけど、なんかBBCの番組でやらせみたいなことに協力した動物園下積み時代の話もあって、番組も編集とかでゆがめられてるんじゃないかって感じになってしまって、微妙な気分で読み終えました。
ブログで感想を書こうかどうしようか迷ってる間にだいぶ忘れたけどそんな本。
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by urasimaru | 2013-03-03 21:53 | | Comments(0)

『アリの巣をめぐる冒険』ほか 最近読んだ本

『狂言サイボーグ』 野村 萬斎・著
文庫になってたので。あちこちに連載とかした文章をまとめたもの。

『楡家の人々』 北杜夫
面白くて寝不足に。…濃ゆい…

『ルリボシカミキリの青』 福岡 伸一
ハードカバーの時は、ルリボシカミキリについてめんめんと科学的に考察したものなのかとびびって手を出さなかったのだが、短編エッセー集だった。病院の待ち時間とかに重宝した。

『アリの巣をめぐる冒険』 丸山宗利
『アリの背中に乗った甲虫を探して』 ロブ・ダン    って本、昔読んだなあ。どんな本だっけ?もう手元にないし。
あーこれか。
えっと、丸山さんは実際にアリを取り巻く昆虫を研究している人で、とても面白かった。
虫の写真を見ても大丈夫で、どんな世界か見たい人はこちらへ。
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by urasimaru | 2013-02-15 13:37 | | Comments(0)

ヒグマのミチさん

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11月の初めに撮影。
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by urasimaru | 2012-12-02 19:07 | | Comments(0)

『英雄の書』 宮部みゆき

台風で眠れなさそうだったのでわりと夜早めの時間から読み出したら全部(上下巻)読んじゃいました…ダメな生活。
最後もうろうとしてて細かい描写とか飛ばしてたけど、まあいいでしょ。

宮部みゆきの”ゲーム系”小説。 対象年齢は小学校高学年ぐらいなのかなあ。わりと単純で、伏線もヨメタ。もっと平行世界(?)が多数でてくるかと思ったけど、2巻じゃ無理か。

続きがあるぞってラストは蛇足というか、正直商売根性を感じてしまった。読んでて脳内アニメにしてたぐらいだからそっち方面の展開も狙ってる?
そーいえば、『ドリームバスター』はどうなったんだろう…どこまで読んだんだっけな。図書館で新作だと思って借りたら前読んだことがあるやつだったって記憶があるな…

私は彼女の現代もののミステリは痛くてちょっと遠慮したい気分なのでちょうどよかった。(あ、でも今年『楽園』を読んだ。)

けなしてるみたいですけど、面白かったですよ。

本へのリハビリもまた一歩進みました。逃避ツールとしてコストパフォーマンス、体力、利便性的に紙の本がやっぱり一番。
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by urasimaru | 2012-10-01 12:13 | | Comments(0)