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たまてぼっくす

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カテゴリ:本( 136 )

『伏 贋作・里見八犬伝』 桜庭 一樹

アニメ映画化されるという電車の吊り広告を見て読んでみた。
八犬伝バリバリ好きな人にはちがーう!って感じだろうなあ。
さもじろうもちゅだい法師でてこないし。いろいろ。
あと、時代小説いっぱい読んでる人にも向いてないな。

まあ、普通に面白かった。
そろそろ涼しくなったし、本読もうというリハビリにはちょうどよし。

で、アニメサイトみたら、ハゲシクちがーう!って感じ。
ま、メディア違うってのはそういうことだと覚悟が必要ですね。
別物としてはおもしろいのかもね。でも金髪のグラマー花魁ってありえんです。(これは歌舞伎からのキモチだな)

映画見ないなあ。映画館苦手だし、映画みるなら芝居だなあ。
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by urasimaru | 2012-09-30 13:30 | | Comments(2)

「動物感覚―アニマル・マインドを読み解く」 テンプル・グランディン

『動物が幸せを感じるとき』と同じ著者の本。こちらの方が内容が多彩で面白かった。脳、動物、認識、人間、自閉症(アスペルガー、サヴァン)などに関するものすごく興味深いエピソード満載。

ダービーの競馬場に行ったとき、この異常な刺激だらけの環境に耐え、レースをする馬たちってすごいな、って思った。
サラブレッドなんて、特定の目的のために品種改良されて異常になりかかってる品種だと思うけど、ちゃんと走らないと使い物にならないという点でかろうじてバランスがとれてるのかも。
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by urasimaru | 2012-05-31 10:03 | | Comments(0)

『舟を編む』三浦しをん 

『舟を編む』三浦しをん を読んだ。
辞書作りの小説ということで、名前は聞いてたんだけど、本屋で背表紙を見て購入。しかし、最近読書スイッチが入ってなかったのと、帯の漫画が私のタイプの絵ではなく、はじめの部分をちょろっと読んだところで放りっぱなし。
そろそろ読書モードに戻したいので帯を外して置いておいた。
ここんところの大風で散歩ができなかったので読んだ。
えーっと、題材は面白く、小説は面白くなかった。この題材で小説にするんならもっと面白くできそう(ド長編になりそうだけど)な気がした。
まあ、題材に関する薀蓄は面白かったし、ラストに向けて盛り上がるところは楽しく読めたので、総合的に読んでよかった。カバーは小説の中で編纂される辞書を模したデザインになってるんだけど、その下は私の嫌いな漫画調のイラストで、それがカバーの下からチラチラ見えて、嫌だった。

広辞苑を触りたくなった。

この作家さん、ほかにもテーマは面白そうな小説書いてるみたいなんだけど、きっとどれもこんななんだろうなあ…。
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by urasimaru | 2012-04-05 11:54 | | Comments(0)

『羆撃ち』 久保 俊治

小説だと思って買ったらノンフィクションだった。でも、プロのノンフィクションライターが書いたものではなく、プロのハンターが自分の半生を振り返って書いたものなので、もうちょっとその背景が知りたい、と思うところもあれば、この人にしか絶対書けない部分もあり、総合的にはとても面白かった。
はじめのころのハンター修行の頃の描写はリアルすぎて面白すぎて少しずつしかもったいなくて読めなかった。
表紙の絵になっている猟犬と出会ってからは逆に読むのを中断するのが難しくなった。
これを読むと、戸川幸夫は所詮小説家に過ぎないと思う猟犬との絆。(戸川幸夫は小説家として素晴らしいのは言うまでもない。って、読んだの数十年前だけど。)
たまたま『飼い食い』を読んだ後にこの本を読んだのは良いタイミングだった。
あと、ここんところの落ち込んでた時期、これを読むことですくわれた。
クマやシカの生命力にびっくり。
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by urasimaru | 2012-03-14 13:27 | | Comments(0)

『センス・オブ・ワンダーを探して 生命のささやきに耳を澄ます』

福岡伸一・阿川佐和子著っていうか、対談をまとめたもの。大和書房。
あまぞn

すらすらと読めた上に面白かった。どうでもいいけど、某本屋の生物コーナーで探したけどなくて、店内検索をしたら女性エッセイの棚にあった。

前、福岡伸一氏の『生物と無生物のあいだ 』(講談社現代新書)を読んだとき、なんか難しいと思った記憶が。この本は全くそういうことがない。自分の体調のモンダイかな。もう本は手元にないんだけど。
ルリボシカミキリの青って本がカミキリムシの本ではなくエッセイであることを知って、読んでみようと思いました。

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by urasimaru | 2012-03-08 13:17 | | Comments(0)

『写真の裏の真実―硫黄島の暗号兵サカイタイゾーの選択』

『写真の裏の真実―硫黄島の暗号兵サカイタイゾーの選択』 岸本 達也 幻戯書房

日経の書評にひかれて読んだ。
最初はあまり入り込めず、途中で豚の本を入れてしまったのだけど、途中からぐいぐい引き込まれて睡眠時間を削って読んでしまった。
私は戦争の本は読まないのだけど、非常に興味深い話だった。
取材って大変なんだなーっていうのと、
硫黄島の戦闘ってすごかったんだろうなー(戦争関係は映画も見ないし、本も読まないので。でも、ちらっとは聞いたような)
情報ってだいじなんだなーというのと、アメリカの情報の扱いってすごいというか、日本がひどすぎるというか(まあ戦争はともかく、最近の原発関係を思って)
戦後のタイゾー氏の思いって…とか、
色々。

なんか最近ノンフィクションばかりになってるなあ。最近読んだ小説で割とおもしろかったのは『人質の朗読会』小川洋子。
でも感想が書けないな、フィクションは。

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サンシュユのつぼみ
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by urasimaru | 2012-03-04 14:33 | | Comments(0)

『飼い喰い――三匹の豚とわたし』 内澤 旬子


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これ


「自分で豚を飼って、つぶして、食べてみたい――。世界各地の屠畜現場を取材してきた著者が抱いた、どうしても「肉になる前」が知りたいという欲望。廃屋を借りて豚小屋建設、受精から立ち会った三匹を育て、食べる会を開くまで、「軒先豚飼い」を通じて現代の大規模養豚、畜産の本質に迫る、前人未踏の体験ルポ。」

この人の本は初めてなんだけど、
読みだすと止まらなくなるタイプの文章。 そのうち読み直してみなくては、ってぐらいのスピードで読んでしまった。
写真は最後の方に著者近影っぽいものが一枚。あとはイラスト。でもほとんど文章。

たまに酪農とか競走馬生産牧場、大動物獣医さんのブログをチラ見はしてるけど、養豚業について多少知ることができて、ううむと思った。日本の畜産業の将来が心配だ。
いろんな人に読んでほしい。まあ無理、って人はいいけど。

「飼い喰い――三匹の豚とわたし」目次
-----------------------------------------------------------------------------
はじめに なぜ私は自ら豚を飼い,屠畜し,食べるに至ったか
見切り発車
三種の豚
システム化された交配・人工授精
分娩の現場で
いざ廃墟の住人に
豚舎建設
お迎え前夜
そして豚がやって来た
日々是養豚
脱 走
餌の話
豚の呪い
豚と疾病
増量と逡巡と
やっぱり,おまえを,喰べよう.
屠畜場へ
何もかもがバラバラに
畜産は儲かるのか
三頭の味
震災が


自分で育てた豚を食べるって部分には精神的抵抗がないんだけどそのための現実的な肉体労働とかの困難を乗り越える著者はすごいなーって思った。
家畜も幸せな環境で暮らすと、肉付きとか乳の出とかもろもろよくなるそうです。

---ていうか、私はそういうことに抵抗を覚える気分がわからない。頭が虫的になりすぎてるのかな。
まあ自分で鶏〆ろって言われたらどうなるか思うか、実際にそうなってみないとわかんないんだけど、想像してる分には、必要なら、って思う。(体力的に鶏がとりあえず現実的なので鶏にしてみました。)

肉喰いたいってのは栄養的に効率がいいから雑食動物であるヒトとして、旧皮質に由来する発想で、
それに抵抗感を覚えるのは宗教的とか社会的とかの「後付け」のことではないのかと考えるのです。

まあ、「めんどくさい/いやな ことは自分でやりたくない」ので、「どっかできれいに出来上がった肉だけ食べたい」ってのは普通だと思うけど、たしなみとして「肉がどこからくるのか」を知っておいた方がいいのではないかと思うので、教育現場でそういう体験をすることは「いいこと」だと思うのです。

さらにいっちゃうと、欧米とかで言われてるらしい?「動物愛護のために動物園の肉食獣に生き餌をやるべきでない」ってのは全然わかんない。
そういうシーンを一般の客が見て楽しむのがダメってのは理解できるんだけど、
肉食獣が餌を殺して食うという野生では基本的な出来事を、(客のいないときに)家畜の生餌を飼育下の肉食獣に与えるのはダメっていうのは理解できない。
それが食われる個体の幸福を損ねるので、肉食獣のエンリッチメントとしてやるのがだめなんだそうですよ。喰われるのが魚でも魚にも感情があるって科学で証明されたたら全面的に禁止になりそうとかって。

---
えーっと。
国産肉を食べようと思います。
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by urasimaru | 2012-03-01 11:44 | | Comments(2)

『動物が幸せを感じるとき』

動物が幸せを感じるとき―新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド [単行本]
テンプル・グランディン (著), キャサリン・ジョンソン (著), 中尾 ゆかり (翻訳) NHK出版


動物と人間の共生関係は、いま新しい時代を迎えている。犬に必要なのは、たんなるリーダーではない?猫のほんとうの喜びとは?神業のようなホースウィスパラーの秘密とはどんなものか?人間は動物たちに「身体的な幸せ」より、ワンランク上の「精神的な幸せ」を与えることができる。そのために重要な4つの情動システム(探索・怒り・恐怖・パニック)をわかりやすく解説。
目次
1 動物の幸せ
2 犬
3 猫
4 野生の動物
5 動物園
6 馬
7 牛
8 豚
9 ニワトリ

犬猫についてはペットを飼ってる人が書くだろう。(でも犬、オオカミの群れについてはびっくりだった。)
野生動物の保護には、その土地に住んでいる人たちにとって野生動物の存在が利益になる仕組みを作らなくては、「獲ってはいけない」という法律を作っても無駄だという話とか、動物園のエンリッチメントと常同行動についての話とかが目から鱗だった。
また、馬と牛との警戒心の違い、豚や鶏の幸せと、筆者(テンプル氏)が食肉業界と仕事をしていることの意味など、大変興味深かった。
ちょっとでも動物に興味のある人にできるだけ読んでもらいたい本だなあと思った。
たぶん一番役に立つと思えるのは犬猫を買っている人かなあ。
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by urasimaru | 2012-02-08 15:06 | | Comments(0)

「馬琴の嫁」群 ようこ

小説としては不出来(きっぱりいっちゃうよ)だが、読みにくいということはない。一気に読めた。
ただ、取り上げる事実の取捨選択とかがな。この人の本は初めてかな?エッセーとか読んだかも。初時代小説だったそうで。
まあ主人公の人生は網羅してるので、
鏑木清方のこの絵の実情がわかった。
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「文盲の嫁に字の手ほどきをして口述筆記させた」と聞いていたが、この土岐村 路(ときむら みち)という人はお医者さんの娘さんで、御殿勤めをしたほどの人だけど、当時漢字は知識層の男性しか習わなかったので、漢字が書けなかったということらしい。
お、ここから八犬伝の原稿がみられますよ
貞女である。
江戸時代は夫婦別姓だったなんて今wikiで知ったよお。
でもなんで表紙が犬なのか。猫ばっかり出てくるのに。
まあいいです。
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by urasimaru | 2012-01-08 12:49 | | Comments(0)

「レディ・ジョーカー」高村薫 読了

高村薫は日経の朝刊に連載されていた「新リア王」を読もうとして自分には合わないと思っていたんだけど、年末年始をしのぐためにとにかく長い本を読みたいと思ったのと、「グリ森事件」をNHKでやってたのが影響して(って、もう番組の内容を思い出せない)買ってしまった。
面白かったのは犯人グループが形成されていくところ。
で、中盤の経済関係の話は非常に苦しく、最後の方は脱力…って感じ。
まあ、読み始めたときは本を読みたいっていう気分がせっぱつまってたので、っていうのもあるかな。

「合田刑事」の脳内イメージがテレビドラマで見た(けど内容忘れてしまった。)「照柿のごつい三浦友和」のまま修正できなかったのがすごく読書の楽しみを減じてるんだと思いつつ、どうにも書き換えができなくて終わってしまった(涙)。
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by urasimaru | 2012-01-07 15:12 | | Comments(0)