2012年 05月 02日
「川を越えて、森を抜けて」加藤健一事務所 を見てきました。今回も初日なんだけど、再演&東京では初日だけどもうよそでやってるので安心感がありました。 (不安だったのは歌舞伎じゃないことだったよ!) ニックがどういう判断をするんだか忘れてたぐらいなので、細かいところはよく覚えてないんですが、前より日本語とか演技とかがこなれてた感じで、翻訳劇っぽさがなくなってた感じで、すっと入ってくる感じがしました。 あと、この三年、世の中的にも個人的にもともにいろいろあったので、いろんなことが心をついてきて、グッときました。 加藤さんの今年は、夏に息子さんと共演、(スズナリ) 冬に風間杜夫さんと共演の舞台があるようです。 2012年 03月 13日
楽日でもある、3月11日に見た。 終演後全員で黙祷。 日経の劇評 最近テレビを見るのも新聞を見るのも苦痛で、テレビで式典を見たくなくてこの日のチケットを取った。かといって、歌舞伎とか競馬とかに行くのも逃げるようで申し訳ない気持ちだった(個人の感想であり批判ではありません)。 みている間は、ちょっと後ろの席だったせいもあって、現実モンダイがところどころ入ってきて 周りのお客さんほど笑えなくて(笑うところも多いんです)もったいないと思ったけど、 とにかく劇場に守ってもらって、 そういう環境の中でみんなで黙祷したことで、 初めて震災後に泣けた。(私は震災では何の被害にもあっていません) 俳優さんたち、辛いんじゃないかな、って思ったりもしたけど、 何かを神様に捧げるのが演劇で、生身のそういう人たちと一緒にこの日を過ごせてありがたかった。 2010年 08月 09日
なんにも考えないで、亡くなった井上ひさしの追悼のつもりでチケットを取ったら値段にびっくりした。 でも行って良かった。 まあロビーのグッズ、写真販売の様子はちょっと驚いたし、パンフにどんな文章が書かれてるのかなーと思って見本はありますか?って聞いたら写真だけ見せられてこれしか見本はありませんって言われたんで、パンフ買う気力がでずじまいになってしまったけど。 私にとって井上ひさし=こまつ座なんだけど、(ずーっとまえに本を読んだこともあるけど)ここ数年の作品は風刺の針にオブラートがかかってなくて、なんだか劇場に入っただけで「存在しててごめんなさい」って気分になって、最近あんまり見にいかなかったんだけど、前に見たらしい(蕎麦屋でまた会おう、って設定、みたことある!って思った。でも内容は最後まで思い出さないままだった)この作品を見て、生命力があって、真綿で風刺がくるまれてたこのころが一番好きだったかも、って思った。「ご恩送り」のところがとくに気持ちが暖かくなって、良かったなあ。 しかしなんで私はこまつ座観にいくことになったんだろうねえ。 1992年の「日本人のへそ」を見たことはちょっといろいろインパクトあったのではっきり覚えていて、それより前にこまつ座を見てたと思うんだよねえ。 まあとにかく、おかげでずいぶん勉強になったし、いい役者さん見られたし、演劇の醍醐味を味わったことが何度もありました。どうもありがとうございました。 歌舞伎の年季がはいり、黙阿弥についても多少知識がついたおかげで、ずいぶん面白く見られるようになった。知識っていうのはそういう広がりをするから面白いんだけど、歌舞伎見ない人には、黙阿弥の台詞とか声色とか全然わかんないんだろうなあ。黙阿弥ものが見られるのは10月の演舞場昼の部で「加賀鳶」かなー。ははは。見られるかしら。万難を排しても見たい顔合わせじゃ。 ふたたび先の予定がたたず、九月からのチケットが買えない。こんなことしてると金がかかるよ ;; 芝居見物って、贅沢なのね。 贅沢は素敵だ… おまけ(こちらから拝借) 2010年 06月 09日
「モリー先生との火曜日」を見てきました。 筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)で余命わずかの大学教授と教え子との対話で進む2人芝居で、たぶん映画を見たことあるような気がする。 観る前はモリー先生が死んじゃうからすごく泣くお芝居かなーとおもったけど、米国人らしいユーモアがちりばめられていて(米国の実話をもとにしている)結構笑い声に満ちたお芝居だった。みて、ほのぼのした。 すごく席が前のほうで、久々のそういう感覚にざわざわした。 というか、そもそもお芝居に遅刻しそうで、歌舞伎だったら途中で入れるけど本多劇場は無理だからどうしようって馬鹿な自分に泣きそうな気持ちになった。やっぱりすごく見たいとおもっていたらしい。 無事間にあってほんとによかった。 6月15日までで、今からでも取れるようです。 加藤健一事務所 創立30周年かあ。ロビーに、いつものチラシだけでなく、若いころの写真(汗)とか飾ってあって、年月に思いをはせました。 お芝居のあと下北を久しぶりに歩いて、思いました。 年年歳歳花相似たり歳歳年年人同じからず ![]() 青いビワ 2009年 06月 06日
先月の歌舞伎が一段落した後、NHKの「遥かなる絆」の録画を見ていくって決めました。行って正解でした。 ランフォーユアワイフと同じ作家さんの作品だそうで、抱腹絶倒のコメディーでした。笑い声が途絶えることがない2時間(途中休憩15分)。ああ楽しかった! 加藤健一事務所 「渡鬼」で有名な村田雄浩さん、コメディーセンスも抜群で動きのキレもいいです。ほかの役者さんも個性的で息があって盛り上がるのはいつもながら。 加藤ジュニア、加藤義宗さんが凄い扮装で出てきます。前にも出たことあるけど、今回は重要な役。しかしまあなんと顔が小さくて手足が長い………………。 安田記念が終わったらこまつ座のはがきを出そう…。しかし八月は歌舞伎座が三部制、新橋で海老ちゃんの新作、国立の勉強会、夜の動物園もあるし。。 2009年 03月 19日
アメリカ・ニュージャージー州の小さな町に住むフランク(加藤健一)、アイーダ(竹下景子)夫妻。2軒隣には娘の夫の両親ヌンツィオ(有福正志)とエンマ(一柳みる)夫妻の家があり、孫のニック(山本芳樹)も祖父母たちの近くで暮らしている。毎週日曜日には、みんなでいっしょにディナーを食べる仲の良いイタリア系の家族だ。 ある木曜日、仕事の都合で遠くシアトルに引っ越すことになってしまったニック… (加藤健一事務所サイトより、後略) 久しぶりな感じの本多劇場。花の香り、舞台装置の香り…。 幕を使わないで一つの装置だけでやるんだけど、アメリカの田舎の家って感じの室内装飾がいつもながら凝っていて、舞台に出てこない人の仕事に感心。 初日ゆえまだこなれてない雰囲気もちょっと感じたけど、 ふんわり笑えてじんわり泣ける(?)、湯たんぽみたいなお芝居でした。 人生であのとき違う決断をしていたらっていうとき、あるじゃないですか。でも一通りの道しか行けないんだよね。 後悔せずに自分を信じていこう、てな。 内容チェックしないで、チラシも忘れて行ったからあれ、竹下景子?みたいな。w 竹下景子を舞台で見るとは思わなかったなあ。しかもおばあさん役で。 「ハウル」のソフィーを思い出した。 大橋巨泉から花が届いていたよー。 あ、それの写真をとればよかったかな。 良いお芝居を見るとへんに写真撮っちゃうね。それはそのうち。 ![]() 2008年 12月 19日
石切の富十郎は立派だった。三津之助さんがセリフ回しが上手になったな~と思ってうれしかった。 高坏はそれなりに楽しめた。彌十郎さんが一番演技としてはよかった。 籠釣瓶 なんかリアルっていうか??「吉原ってそういうビジネスなんだ」とさびしい気持ちになって帰ってきました。 段四郎さん、そんなに痩せてるんだ!? 児太郎、変声期?年月、早っ! 芝のぶちゃん、芸者にしておくにはもったいない…けどバランス的にはそうなるのか。 京妙さんの働き者そうな歩き方、しぐさがすごくよかった。これがこの演目で一番楽しかったことだったりして。 えーっと、諸事情により半分魂が抜けた状態だったんでこれで。いろいろ配慮のない感想ですみません。 入り、悪そうですね。^^; More 2008年 12月 13日
昨日の夜中ごろは今年で一番月が近かったそうですね。 月のクレーターの状態からかつて地球に衝突した小惑星があったことがわかって、その衝突のエネルギーで生命の起源になる物質がつくられたという説があるそうです。 さて、ホーム&アウェーって感じで、バレエの「ザ・カブキ」を見てきました。 モーリス・ベジャール氏が東京バレエ団のために振付けたオリジナル作品で、歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」を元にしています。 写真を見て、だいぶ歌舞伎と雰囲気が違うけどはいれるかなーと思っていましたが、大丈夫でした^^ 結構あの長い話がまとまっていて、おーそこをそう来るかー!って感じで楽しめました。ただし加古川本蔵チームはなし。 衣装はタイツの上の裃とかうちかけとか来たり。あ、五段目のおかるが石持で、着物のままトウシューズでさーっと横移動してた。バレエっぽく踊るところはなかったけど、お才が存在感があってよかった。あ、定九郎がお父さんと一体化してた。あと伴内が西洋の道化っぽい感じで活躍。 五段目が一番カブキっぽくて楽しめたかな。イノシシの足が長いのが可愛かった。色もちょっと栗毛がち。 雪の別れのシーンが顔世が雪の精みたいでバレエっぽい。たしかこの幕でちょっと人形振りっぽいところがあったっけ? まとまりませーん。 同じ日をごらんになったSwingSwingSwingさんのところに分かりやすく書いてあるので、どうぞお読みください♪ 音楽は分かんないんですが、 義太夫が入るとすごくほっとしたー。住太夫さんっぽい声のような感じだった。 あと定九郎が出てくるところのチチチチ…って三味線が。でも血、吐かないけど。 めんない千鳥がオルゴールっぽい感じで使われてたりもしました。 常式幕がでるとなんか背筋が伸びたり。 全然忠臣蔵を知らない人が見たらどう思うか知りたいと思った。 でも単純に人間が動いてるだけですごいですよ、バレエ。 2008年 09月 19日
必殺サポートつき五本指靴下はよく効く(気合いがでる)が今もちょっと足が痛い。 逆櫓がすごくよかったので、どういうストーリーなのか知らないんですが、ひらかな盛衰記 通しで見たくなった。 これを読むのはめんどくさいから国立でやってくれぃ。(爆) なんか、歌六さんの肝の太い演技(ああいう判断って普通できない、漁師にしておくのはもったいない、みたいな)のおかげですっかり権四郎一家目線で見ながらも、お筆さんもほんとはいい人で困ってるんだな、とか、樋口さんも身分を隠していたとは言え、いいお婿さんだったんだろうな、って思える時代ものだった。その上で吉右衛門が立派でうっとりする役者ぶりだった。 あの、歌舞伎特有の見得でかっかっかっくわーって音を立てるところを、お客さんが笑わずに見ているのは久しぶりだった(いつも笑いが起きて悲しい)。平均年齢高そうだったから?でもマナーいまいちだったから、圧倒されたんだと思う。 江戸時代の人は千両役者のこういう立派さを楽しみつつ、身分制度とかの理不尽にこっそり(?)うんうんってうなずきながら見てたのかなーなんて思った。 ![]() More 2008年 08月 19日
こまつ座 「闇に咲く花」を見た。 大きなメッセージは二つあるように思った。 ひとつは戦争のことを忘れてはならないということ。 もう一つは神社というものに対する井上ひさしの「こうあってほしい」という考え。 一つ目のメッセージの、「忘れてはいけない、忘れたふりはもっといけない、そういう態度が同じ過ちを繰り返す」という台詞があって、それは明らかにお芝居のストーリー中のセリフではなく客席に対する作者の訴えとして立ち上がって迫って来、日頃いろんなことを忘れたことにして過ごしている自分の存在が糾弾されている気分になって、つらかった。(変な風に受け取りすぎ) でも、お芝居が終わって、後ろの方に女子高生の集団が席を立っているのをみて、彼女たちが見てくれてよかったな、と思った。 お芝居の中でも子供=未来ということが強く暗示される。神主は捨て子をさずかったことで、二度再生する。その新しい命を育む場が清明るくくさりげない、「道端の花のような」憩いの場である神社であってほしい、というのが二つ目のメッセージだと思う。 政治や世の中の流れに加担する存在ではなく、日本の風土が生み出した、自生の花としての神道。 「神社は花だ。」(そうあってほしい)というセリフが、題名の「闇に咲く花」の意味。そして闇とは時代の闇、人間の心の闇でもあるけど、時代設定が戦争直後で、最初から最後まで闇米やヤミ物資を生きる糧として求める苦労が描かれる。だから最後のうららかな悲しみに満ちた明るくたくましい人々は、「ヤミに咲く花」でもあるのだった。 ストーリーとかはこちらをご覧ください。(丸投げすいません) < 前のページ次のページ >
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