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たまてぼっくす

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カテゴリ:お芝居の感想( 52 )

『母をたずねて膝栗毛』から歌舞伎座へ

演舞場で『母をたずねて膝栗毛』の夜の部。
一幕目が終わった段階では、微妙…というか、演舞場の三階で見てもなあ、って感じだったんだけど、二幕目で萬次郎さんが出てきたら入り込めて、堪能。
笑ってカーテンコールでも拍手して、みのっちを初めてカッコイイと思って外へ。
とりあえず歌舞伎座に行ったら、『青砥稿花紅彩画』 大詰の前の休憩時間。まだ新開場してから幕見席でみたことがないので、これ幸い。
20分で、主に立ち廻りで、高い場所に上がると顔が切れるけど、500円。ワンコインで菊ちゃん♪あと、染ちゃん。(こっちは二階で足だけって時間が多かった。)
初めての幕見席でルーチン化した観劇でちょっと鈍ってしまったピリピリするわくわく感を感じて、楽しく帰ってきました。
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by urasimaru | 2014-02-19 21:53 | お芝居の感想 | Comments(0)

「Be My Baby~いとしのベイビー~」加藤健一事務所

1963年イギリス、スコットランドのロッホなんたらという超田舎。
貴族?の息子クリスティ(加藤義宗)の元へ、ロンドンから婚約者のグロリア(高畑こと美:高畑淳子さんのお嬢さん)がやって来る。
クリスティの親代わり(執事?)のジョン(加藤健一)と、グロリアの叔母のモード(阿知波悟美)は犬猿の仲で、衝突ばかり。スコットランドとイングランドの習慣の違いとかから結婚式のこととかでもめまくり(ハギス笑)。
なんとか結婚するも、若い二人に試練が。そして、ジョンとモードがアメリカに旅することに!アメリカとも同じ英語圏でありながらかなり風習が違うので変なことに…。
そして二人が留守の間、若夫婦にも問題が!

んもう見ながら笑いっぱなし。
本人真剣なんだけど、結構深刻な事情だったりするんだけど、ブブッ!あはは!という声出っ放し(劇場中)

加藤健一さんは頑固だけど真面目な初老のスコットランド人を不思議な訛りで笑わせるし、阿知波悟美さんがちょっと意地っ張りなおばさまなんだけど、とってもかわいらしい。歌も素敵。
加藤義宗さんと高畑こと美さんはとっても情熱的でラブラブで、ちょっと後ろの方の席でホッとしたほどA^^;
あと、
女性の登場人物たち;加藤忍
男性の登場人物たち;粟野史浩
という八面六臂のお二人がいろいろ面白くて、
大道具の転換がすばやくて、あっという間の2時間でした(15分休憩あり)
師走の始まり、おおいに笑った後、胸に灯がともったようなほっこりとした気分で帰ってきました。

【公演情報】
「Be My Baby ~いとしのベイビー~」
日時:11月27日(水)~12月8日(日)
場所:下北沢・本多劇場
チケット:前売5000円(全席指定・税込)当日5500円(全席指定・税込)高校生割引2500円(学生証提示・当日のみ)
チケット予約TEL 03-3557-0789(加藤健一事務所 10時から18時)

小田急線地下化に対応できず前回本多劇場まで迷ったが(ぉぃ)、今回は行けた。ルートわかった。
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by urasimaru | 2013-12-03 19:22 | お芝居の感想 | Comments(0)

「モリー先生との火曜日」2013

前見たんだけど、内容すっかり忘れてて、いつだったっけなーと思ったら3年前だった。
久しぶりのカトケンさんに癒された「モリー先生との火曜日」
ああ、この3年で公私ともにいろいろあったもんねえ。

ということで、前より他人事じゃなくみました。実際に見聞きはしてないですが、いろんな方の病気ブログを読んだりしたので、体の弱ってる人だったら、健康人にはほんの些細なことがおおごとになることとか、多少知識がふえたので。
しかしすごいのは、加藤健一さんが舞台の上で、段々筋肉が委縮していくんですよ。どんどん体が小さくなっていくんです。最後ベッドで横たわるときにはほんとにガリガリに痩せ細っている。すごいです。
そして、カーテンコールで元気に出てくるとほんとにほっとします。
モリー先生はとてもチャーミングで、ミッチが劇中で言っているようにぎゅっと抱きしめたくなるような感じ。

で、加藤義宗くんは写真で見るより舞台で見るととてもハンサム!こりゃまた先の楽しみが増えたわい(って、脇役でみたことはあるはずなんだけど?)
結構前のほうだったので、二人の目から本当に涙がこぼれるのまで見えて、うるうるきました。(最近私涙がでないんだよねえ。どうしたんだろう。)
でも、お芝居をみた後は生きていることがとっても幸せなことだと思えて、笑顔になりました。

以下芝居とは別の話。
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by urasimaru | 2013-08-14 12:57 | お芝居の感想 | Comments(0)

『八月のラブソング』 加藤健一事務所

去年の3.11も加藤健一事務所だったのだけど、今年は昼に式典をテレビでつけて黙祷して、夜の部を見ました。

戸田恵子さんと加藤さんとの二人芝居で、歌って踊る戸田恵子が五千円!って贅沢…
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例によって女優さんを観るのが久しぶりだったので、じょゆうさんってきれいだなーなんておもっちゃいましたw

1968年のソ連(今はラトビア)のリガという街での大人の、とっても大人のラブストーリー。
半分大道具やるなー!とか分析頭で見てしまったので、感情的な部分で浸れたかっていうといまいちだったので、もう一度見たいけど…。

このお芝居は、以前杉村春子と尾上松緑(二代目)が『ターリン行きの船』という題名でやったそう(ほかにも別題名でいろんな人がやってるそうです)。それ、よかっただろうな、って松緑さんしらないけど思うようなかんじでした。

なんか、ソ連生まれのラブストーリーって意外って思ってしまう自分がいて、いろいろ考えさせられたりもした。

ここ数年シモキタで芝居を観てもまっすぐ帰っちゃうんだけど、ちょっと町をぶらついて帰りました。下北沢の駅の工事が進んでいて、次に来るときにはだいぶ変わっているんだろうな、と思うとなんかしみじみした気持ちになった。カトケンの客層も自然と上がってるしねえ。
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by urasimaru | 2013-03-12 19:40 | お芝居の感想 | Comments(0)

加藤健一事務所vol.84「バカのカベ~フランス風~」

加藤健一事務所vol.84「バカのカベ~フランス風~」

作:フランシス・ヴェベール
訳・演出:鵜山 仁
出演:風間杜夫 加藤健一 新井康弘 清水明彦(文学座) 西川浩幸(演劇集団キャラメルボックス)/日下由美 加藤忍
声の出演:平田満(友情出演)

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【あらすじ】
パリのおしゃれなマンションに暮らすピエール(風間杜夫)には、一風変わった習慣があった。週に一度、これぞ!!と思う「バカ」をパーティーに連れて来て、その本人には主旨を秘密にして、友人たちと「バカ」を笑い者にして楽しむという、かなり悪~い趣味だ。
今夜のパーティーのゲストは、フランソワ(加藤健一)という、超ド級の税務署勤めの変り者。しかし、パーティーを前にして、ピエールが突然ギックリ腰になってしまい、家から出られない事態に・・・・。
そこへやって来たフランソワは、ピエールの窮地を助けようと試みるが、やることなすこと、すべてが裏目に出てしまい――――。(加藤健一事務所HPより)
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「フランス産のハチャメチャおバカなコメディで、加藤健一と風間杜夫がつかこうへい事務所解散公演以来、30年振りに共演!!」

フランソワみたいな趣味没頭型の人が周りに多いので(私もまあそんなもんだし)、そこはあんまり変人って思わなかった。まあ、ドタバタ的おっちょこちょいではあるかな^^
…ちょっと金持ちのピエールが庶民?のフランソワをバカにする的な?
私の中のフランス人のイメージより、やや純朴な感じの登場人物たちで、毒やヘビーな感じがあまりなく、ほっとした感じでお芝居を楽しめました。
つか演劇は見たことがないのですが、30年ぶりに共演とは思えない、幾星霜をともに過ごした戦友という雰囲気がじんわりとにじみ出る、贅沢な喜劇でした。
なんか、演劇を見る人生をやってきてよかったなあと思いました。
もうちびっと、苦みとかにじんでくるともっと面白いかも。
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by urasimaru | 2012-11-29 19:28 | お芝居の感想 | Comments(4)

楽しかった久しぶりの文楽♪ 9月文楽公演 第二部 

十月歌舞伎の予約をするついでに見たら席が空いてたから久しぶりに文楽を見てきました。
文楽は、歌舞伎の兄貴分なので勉強のために何度か行ったけど、東京は大体満席で席がとりにくいとかちょっと私には知能が必要過ぎって気がしてしばらくいってなかったんだけど、面白かった。
後ろ目の席で、目が悪くなってるから人形の細部とか見えない感じ。
最初の方は「文楽面白いのにわからないやつバカじゃないか」とか(先ほどの文章と矛盾してますが)邪念がぼーぼーで集中してなかったんだけど、どんどん面白くなってまた見たくなったわ。
両方とも大まかな筋は悲惨(悲劇)なんだけど、笑えるところ(笑っていいのか?)があったり。
冥途の飛脚って歌舞伎のとはキャラクター設定が違っていて、先日捕まった、女に貢ぐために何億も横領した男みたいだった。いつの世も同じですな。でも、普通やらないよ。だから芝居になっちゃうのか。
何もかも裏目に出てるよー!とか思いつつ、嘆く人形の色っぽいさを堪能。
んで、義太夫の三味線って気持ちよくて、いっぱいそろって弾かれると寝ちゃう~アー贅沢。

★十月演舞場、勧進帳二回見るんだ私。文字数の多いところしか見てなかったので、自覚してませんでしたよ。
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 傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると)
    十郎兵衛住家の段

 冥途の飛脚(めいどのひきゃく)
    淡路町の段
    封印切の段
    道行相合かご
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by urasimaru | 2012-09-11 22:17 | お芝居の感想 | Comments(4)

こまつ座「芭蕉通夜舟」

やっぱり一人芝居(「ほぼ一人芝居」なんだけど、対話することはない)というのは難しいのか、三津五郎といえども苦戦の模様と感じた。
新聞評で、元々が小沢昭一のためにあて書きした作品とあり、その辺をつい想像して見てしまうと三津五郎のニンではないからツライ。
あと、書いた時代とか、そのころの井上ひさしとかを考えてしまった。芭蕉の求道的なところが、筆者の心情の吐露って感じ。井上ひさし追悼という意味で舞台が実現してよかったと思った。
俳句とか芭蕉の生涯について勉強になって、文学の歴史とか流れを知らない私は「古池や」の句の読み方とかがわかってなかったことがわかってよかった。
でも、後半ぐいぐいよくなってきて、ラストシーンの、今までの芭蕉をオセロゲームみたいにひっくりかえしてしまうような船頭役での三津五郎が秀逸で、それまでのもやもやが救われた気分になった。
舞台装置とか進行とか面白かった。
あまりこまつ座のは買わないんだけど勉強しなきゃ、と思ってパンフ買いました。
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by urasimaru | 2012-08-31 23:09 | お芝居の感想 | Comments(0)

再演ありがとう 「川を越えて、森を抜けて」加藤健一事務所

「川を越えて、森を抜けて」加藤健一事務所
を見てきました。今回も初日なんだけど、再演&東京では初日だけどもうよそでやってるので安心感がありました。
(不安だったのは歌舞伎じゃないことだったよ!)
ニックがどういう判断をするんだか忘れてたぐらいなので、細かいところはよく覚えてないんですが、前より日本語とか演技とかがこなれてた感じで、翻訳劇っぽさがなくなってた感じで、すっと入ってくる感じがしました。

あと、この三年、世の中的にも個人的にもともにいろいろあったので、いろんなことが心をついてきて、グッときました。


加藤さんの今年は、夏に息子さんと共演、(スズナリ)
冬に風間杜夫さんと共演の舞台があるようです。
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by urasimaru | 2012-05-02 12:41 | お芝居の感想 | Comments(0)

加藤健一事務所「ザ・シェルター」「寿歌」

楽日でもある、3月11日に見た。
終演後全員で黙祷。

日経の劇評

最近テレビを見るのも新聞を見るのも苦痛で、テレビで式典を見たくなくてこの日のチケットを取った。かといって、歌舞伎とか競馬とかに行くのも逃げるようで申し訳ない気持ちだった(個人の感想であり批判ではありません)。
みている間は、ちょっと後ろの席だったせいもあって、現実モンダイがところどころ入ってきて
周りのお客さんほど笑えなくて(笑うところも多いんです)もったいないと思ったけど、
とにかく劇場に守ってもらって、
そういう環境の中でみんなで黙祷したことで、
初めて震災後に泣けた。(私は震災では何の被害にもあっていません)
俳優さんたち、辛いんじゃないかな、って思ったりもしたけど、
何かを神様に捧げるのが演劇で、生身のそういう人たちと一緒にこの日を過ごせてありがたかった。
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by urasimaru | 2012-03-13 11:31 | お芝居の感想 | Comments(0)

さようなら井上ひさし 「黙阿弥オペラ」

なんにも考えないで、亡くなった井上ひさしの追悼のつもりでチケットを取ったら値段にびっくりした。
でも行って良かった。
まあロビーのグッズ、写真販売の様子はちょっと驚いたし、パンフにどんな文章が書かれてるのかなーと思って見本はありますか?って聞いたら写真だけ見せられてこれしか見本はありませんって言われたんで、パンフ買う気力がでずじまいになってしまったけど。

私にとって井上ひさし=こまつ座なんだけど、(ずーっとまえに本を読んだこともあるけど)ここ数年の作品は風刺の針にオブラートがかかってなくて、なんだか劇場に入っただけで「存在しててごめんなさい」って気分になって、最近あんまり見にいかなかったんだけど、前に見たらしい(蕎麦屋でまた会おう、って設定、みたことある!って思った。でも内容は最後まで思い出さないままだった)この作品を見て、生命力があって、真綿で風刺がくるまれてたこのころが一番好きだったかも、って思った。「ご恩送り」のところがとくに気持ちが暖かくなって、良かったなあ。


しかしなんで私はこまつ座観にいくことになったんだろうねえ。
1992年の「日本人のへそ」を見たことはちょっといろいろインパクトあったのではっきり覚えていて、それより前にこまつ座を見てたと思うんだよねえ。

まあとにかく、おかげでずいぶん勉強になったし、いい役者さん見られたし、演劇の醍醐味を味わったことが何度もありました。どうもありがとうございました。

歌舞伎の年季がはいり、黙阿弥についても多少知識がついたおかげで、ずいぶん面白く見られるようになった。知識っていうのはそういう広がりをするから面白いんだけど、歌舞伎見ない人には、黙阿弥の台詞とか声色とか全然わかんないんだろうなあ。黙阿弥ものが見られるのは10月の演舞場昼の部で「加賀鳶」かなー。ははは。見られるかしら。万難を排しても見たい顔合わせじゃ。

ふたたび先の予定がたたず、九月からのチケットが買えない。こんなことしてると金がかかるよ ;;

芝居見物って、贅沢なのね。
贅沢は素敵だ…

おまけ(こちらから拝借

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by urasimaru | 2010-08-09 23:38 | お芝居の感想 | Comments(2)