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たまてぼっくす

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歌舞伎座に行く格好

私は和服が着られません。また、休憩時感も忙しいので、動きやすい服装、狭くても楽な服装ということで、普段着です。3階的には特に問題ありません。

もし自分が和服で歌舞伎を見られる様な人間だったらいいな、とは思います。でも、そういう習い事とかやれそうな時期には、そのためにかかる勉強代と着物代と時間(何年も着ないとさまにならないだろうし)を考えると手が出ませんでした。今も基本的に自分には縁のナイ世界とおもっています。
自分で着られると、衣装とかも見てもっと楽しめるんでしょうけどね。

ちなみに役者さんは、和服のお客さんがいるほうがうれしいそうですよ。
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# by urasimaru | 2005-03-22 16:00 | 歌舞伎の雑談 | Comments(0)

襲名興行

昨日の地震で、つい「博多座」で何をやっているかチェックしてしまいました。
歌舞伎では6月に海老蔵襲名公演の予定となっていたので、その頃にはお芝居の楽しめる状況になっているといいな、と祈っております。

襲名興行は、東京の役者さんだと、まず歌舞伎座からはじまって、京都、大阪、名古屋、博多などの大劇場をまわります。
行く先々では新しい名前になってからはじめての顔見せであり、「襲名披露」なのです。
ちなみに勘三郎の襲名公演の予定。
歌舞伎座(平成十七年三月・四月・五月)
大阪松竹座(平成十七年七月)
名古屋御園座(平成十七年十月)
博多座(平成十八年六月)
京都・南座(平成十八年)吉例顔見世興行

その後、もう少しスケールの小さい劇場で全国をまわります。

その間に休みがあったり東京で普通に出演したりもするので、数年間は絶対病気できないですね。
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# by urasimaru | 2005-03-21 15:58 | 歌舞伎の雑談 | Comments(0)

二世(にせ)の契

封建時代だった江戸時代には「親子は一世、夫婦は二世、主従は三世」の縁とされていたようで、歌舞伎の台詞にもよくでてきます。
親子は現世だけ、夫婦は生まれかわって二度、主従は三度という意味で、義理を重んじる様にということでしょう。
「偽勝頼」との恋愛関係を勝頼の母、常盤井に認められて濡衣たちの恋愛は「不義」(親の許さない結婚は不義だったし、職場恋愛も御法度だった)から正式の夫婦に昇華され、そのとたんに偽勝頼の切腹で終焉します。濡衣としては夫婦の二世の契を未来(生まれかわった次の生)に託し、三世の契りであるお家の為に女スパイとして御奉公、となります。

封建時代につくられ、常に権力の目をはばからなければならなかった歌舞伎(権力に都合の悪い時は容赦なく弾圧された)は、他にも「主人の為に子供を犠牲にする」など封建的なストーリーが多いです。

でも、実際観客としては自然な感情である親子の情愛や自由な恋愛を求める気持ちだったのではないでしょうか。そして、思う様に生きられない自分たちの現状と、悲劇の主人公を重ね合わせて涙することで気持ちの解放をしていたのではないかと思います。だから未だに封建的なストーリーがくり返し上演され、すすり泣きが劇場を満たすのではないでしょうか。

二世の契りって今回が二回目だったらどうするんだろうとか、切腹して長々しゃべれねーだろなんて突っ込みをいれてみたくなったりする現代人には、「ついていけない」と思うストーリーもありますが、「芝居の機構」や「役者の芸」を楽しむというのもアリで。
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# by urasimaru | 2005-03-19 15:57 | 歌舞伎について考えた事 | Comments(0)

「本朝廿四孝」の感想

小道具の朝顔がどうやってしおれるのかとドキドキしましたが、しおれる間もなく切腹だった!
と、「十種香」しか見た事がなかったので、筋書きでしか読んだ事がなくてピンとこなかった勝頼のすり替えと濡衣の過去がよくわかりました。
「十種香」で勝頼の姿を見て「私ゃ輪廻に迷うたそうな」という台詞が哀れでした。
あと、黒の着付けも女スパイっていうのもあるけど、喪服の心もあるんじゃないかとすっかり濡衣サイドから観ていました。
孝太郎さんは初役だそうですが、全くそう思えなかったです。ここ数年、艶が出てきたなあと思います。「十種香」を見る度、濡衣の人は顔色がいまいちだと思っていたら、赤よりお顔が綺麗に見えるので、お姫様を引き立てるために白粉を薄く塗るんだそうです(監修の芝翫さんの言葉)。

愛之助は物語の要という美しさ、凛々しさを出していました。ジッとしていても、舞台の中心ですから、大変な役どころ。百姓蓑助で出てきて、貴公子に戻るところも良かったです。
時蔵さん、「十種香」は柔らかで、愛嬌がありつつもお姫さまの品がありました。障子を開けたらお香のいい香りが劇場いっぱいに。「奥庭」が健気で赤い着付けから白に早変わりするのもあざやか。花道で「翼が欲しい、羽が欲しい、飛んでいきたい、知らせたい」の台詞の時、お顔からひと粒涙が落ちました。
高校生の梅枝クンが腰元と狐の人形使いでういういしいながらも行儀が良くて先が楽しみ。
やっぱりこういう通しをやるのが国立劇場の良いところ。正味面白いから歌舞伎座でもやればいいのに、と思ったよ。
ただ、歌舞伎座の襲名に大向こうさんが総出で行ってるせいか、声がかからなくてさみしかった。孝太郎さんファンらしい人が1、2人いたけど、最初はしーん。
さみしいのでどぶ(1階花道外)なのに「蓑助登場」(早変わり)とか、道行の幕切れに声をかけたら、上の階の人もすこし張り切ってらして、こっちも段々調子に乗って八重垣姫の柱巻きはよし!とやりました。
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# by urasimaru | 2005-03-18 15:57 | 歌舞伎 みた | Comments(0)

国立劇場「三月花形若手歌舞伎〜本朝廿四孝」

八重垣姫 中村時蔵
武田勝頼/蓑作 片岡愛之助
濡衣 片岡孝太郎

自分が書くよりここ
を読んだ方がいいかも。
と思いつつ、とりあえずあらすじ。
「勝頼切腹」「道行似合の女夫丸」「十種香」「奥庭」を通し上演。

「勝頼切腹」
武田信玄(歌六)の館に仕える腰元濡衣(ぬれぎぬ)は武田勝頼と密かに愛しあう仲でしたが、足利将軍暗殺の犯人が捕らえられない事から、勝頼は切腹しなければならないことになりました。
勝頼の母、常盤井(右之助)の願いで、上使・村上義晴(男女蔵)は勝頼の切腹の刻限を朝顔の枯れるの猶予を与えます。
勝頼の替え玉をが探しに行った板垣兵部(吉三郎)を待つ母は、濡衣に勝頼との不義を許すので目の不自由な勝頼を連れて逃げる様に言います。が、義晴に気がつかれ、勝頼は潔く切腹、義晴は首を打ち落として引き上げます。
そこに、勝頼とそっくりの蓑作が到着。勝頼切腹と知って兵部は嘆き悲しみます。実は、兵部は自分の息子を勝頼とすり替え、家を乗っ取ろうとしていたのです。
が、武田信玄はこの企みを知っていて、蓑作とも密かに会っていたのでした。悪事が露見した兵部は信玄に切られます。そして、偽者と知らず愛した「勝頼」の後を追おうする濡衣を止めて切腹。偽者と知らずに死んだ息子のために、長尾謙信の家にある武田家の宝の兜を取り戻す様に頼むのでした。
「道行似合の女夫丸」
蓑作こと本物の勝頼と濡衣は薬売り夫婦に身をやつし信濃へ向かいます。目が治るようお百度まで踏んで愛した「偽勝頼」を忘れられない濡衣の嘆きを哀れに思う蓑作でした。

「十種香」
濡衣は腰元として謙信の息女・八重垣姫(やえがきひめ)に仕えています。姫は、勝頼の許婚。親同士が決めた婚約者とはいえ、切腹した勝頼の絵姿を床の間に掛け、香を焚いて供養する姫。今日は「偽勝頼」の命日と、濡衣も部屋で経を唱えています。そこに勝頼が謙信に賜った裃姿で登場。来世で一緒になろうと思っていた「あの方」にそっくりの姿に心揺れる濡衣。既に死んだと思った許婚が目の前に現れて、動揺する八重垣姫。
一目惚れをした姫は、濡衣にその若者との間を取り持つ様に頼みます。その代償として兜を盗めと濡衣。しかし、全てを見破っていた謙信(彦三郎)は「蓑作」を使いに出し、追手を差し向けるのでした。
「奥庭」
父の計略を阻止して許婚を救おうとする八重垣姫が諏訪法性の兜を手に取ると、諏訪明神の使いである白狐の霊力に守られ、飛ぶ様に氷の張った諏訪湖を渡っていく。
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# by urasimaru | 2005-03-17 15:56 | 歌舞伎 みた | Comments(0)

七之助復帰

七は四月から復帰するだろうな、とは思っていました。
若い時の苦労は買ってでも、という位なので、今後の芸の肥やしにして「あの失敗があったから今の自分がいる」と言える様になると思いますよ。

自分が悪いんだし、ゴローちゃんはもっと謹慎してたのに(苦笑)、という説もあるけど、やはり口上で「お二人の御子息」と言われる度に頭を下げる勘三郎、勘太郎は痛々しく、「口上にでられて幸せ」という勘太郎の口上も観客含めちょっとザンネンオーラをかもし出してます。これを続けるのは襲名興行的に苦しいところです。

予定の配役では源太勘當の主役源太で、勘当される役だったので、俳句でいう「つきすぎ」とは思ったけどかえって情が入っていいかも。なんて気楽なことをかんがえてました。
やはりそれはあんまりということで兄勘太郎がかわり、ところてん式に芝のぶちゃんが大役ゲット。芝のぶちゃんファンとしてはちょっとうれしいかも。

役者さんはいい舞台さえ見せてくれればいいです。
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# by urasimaru | 2005-03-13 15:53 | 歌舞伎について考えた事 | Comments(0)

観たぞ勘三郎

歌舞伎座昼の部に行ってきました。
行ったのは行ったのですが、寝坊したのでちゃんと観たのは「口上」と「一條大蔵譚」だけです。昨日幸四郎が好きじゃないと書いたバチかもしれません。まあいいや。
NHKのカメラが入っていたので、口上の言葉はかえていた人が多かったみたいです。
芝翫さんが進行役。
左團次さんは「出物腫れ物話」で、かしこまってる勘三郎サンをも笑わしていました。
雀右衛門さんはちょっと元気なさげ(後のお芝居も)で、言葉にならない感激を述べました。
富十郎さんが「先代は卵焼きが大好きで、旅に行ったとき食堂でオムライスを頼んで、しかも注文がいろいろ入っていた」又五郎さんが「気の難しいところがあった」などとエピソードでほのぼの。
玉三郎がめずらしく、襲名を打ち明けられた時にふざけて「一生勘九郎って言ってたのに、九から三じゃ六つも減っちゃうじゃない」「三郎が一緒になるからいいじゃないか」というおもしろ話を披露。
最後に芝翫さんもくり返していたのですが、「勘三郎とともに歌舞伎もよろしく」という口上でした。

一條大蔵卿ですが、襲名したら急に顔がお父さん(観た事ありません)にそっくりとか思えてきて不思議。前は阿呆の方が印象が強かったのですが、今回は本心はかっこいーという感じが出ていました。
鬼次郎の仁左衛門とお京の玉三郎の二人は文句なく素敵(すぎ。ごちそうだからネ)。
最古参の小山三さんが鳴瀬で綺麗でしたが、立ち座りに扇子を使ったりされててちょっと心配。まだまだ元気でいてください。
源左衛門を襲名した助五郎さんの八剣勘解由は、芝居が軽いと思いましたが、まあこれも「ごちそう」なので。。。
仕丁、腰元がものすごく多かったのも、皆に晴れ舞台をということでしょう。とにかくお祝い気分いっぱいでした。
もっと細かい事は又ね。
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# by urasimaru | 2005-03-10 15:42 | 歌舞伎 みた | Comments(0)